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【JFA・キリン スマイルフィールド コーチインタビュー】福田正博「行くと新たな発見もあるし、自分自身の成長にも繋がる」

ゲキサカ / 2016年3月16日 12時29分

【JFA・キリン スマイルフィールド コーチインタビュー】福田正博「行くと新たな発見もあるし、自分自身の成長にも繋がる」

 日本サッカー協会とキリンが東日本大震災からの復興応援として活動している「JFA・キリン スマイルフィールド」。子どもたちにサッカーを通じて笑顔になってもらいたいという想いから、岩手・宮城・福島の3県の小学校を対象にサッカー教室を各地で開催している。

 東日本大震災から5年経ったいま、「JFA・キリン スマイルフィールド」でコーチを勤める元日本代表の名手たちに、復興への想いを聞くシリーズ企画。3回目はJリーグ初の日本人得点王で、「JFA・キリン スマイルフィールド」に24回参加している福田正博氏の登場だ。

癒される子どもたちの笑顔
大切な子供たちへの接し方

――震災後に立ち上がった「JFA・キリン スマイルフィールド」。参加した感想を教えてください。
「実際に行ってみると、そんなに言うほど、こっちが気にするほどのことはないなと感じました。とにかく子ども達が明るい。よくこういう話をすると必ずみんな口を揃えて言うのは、僕らが笑顔にさせてあげたりとか、力を与えてあげようとかって思うんだけど、逆に自分たちが貰うみたいな。どっちが励まされてるんだかよく分からないっていうか。励ますっていう事が正しいかどうかちょっと分からないけど、仕事なのに行くのが楽しくなってくるというかね」

――具体的に何か印象に残っている出来事はありますか?
「小さな学校に行ったりするんですよ。全校生徒が2、30人っていうところに。仙台の駅から3時間くらいかけて行ったりとか。そういうところに行くと、本当に純粋だし、僕が行ったことだけで非常に喜んでくれたりするわけですよ。こんな幸せって実はないですよね。来て良かったなと思いますよ」

――今の子ども達との接し方で難しいことは無いですか。
「無いですよ。今の子はとかってよく言うじゃないですか。それ多分、自分たちの子どもたちに対しての接し方に大きな問題があると思うんですよ。まずは自分たちが子どもたちの目線に降りてあげるっていう事が重要。まずそれがないと、教えてやろうなんて瞬間にもうダメですから。やっぱり一緒になって遊んであげる。一番最初にキリン スマイルフィールドに行った時に、ちょうど午前も午後もあって、昼休みがあったんですけど、僕一緒に縄跳びやりましたからね(笑)。だからそういう一緒になって遊んであげるっていうのは非常に良いことだと思うし、そうすることで子どもって距離がぐっと縮まりますから。いかに自分がそこに降りて行ってあげられるかっていうのが重要なんじゃないですかね」

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