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[SEVENDAYS FOOTBALLDAY]Tリーグのススメ2016

ゲキサカ / 2016年3月22日 20時9分

 2016年シーズンのTリーグは既に開幕している。開幕戦で名門の帝京高を3-0で撃破した試合後、駒澤大高の選手に話を聞くと、スーパーなFKを叩き込んだ左SBの村上哲は「他の県のチームも以前より結構意識するようになりましたね。他の新人戦の結果とかも見るようになったので、全国を意識できているのかなと思います」と語り、10番を背負って1ゴールを記録した矢崎一輝も「東京で一番になるというのは最低目標なので、トップレベルのチームを意識して、練習の質を上げていかないといけないと思います」と話す。そして、2人が声を揃えたのは「東福岡にリベンジしたいです」というフレーズ。0-1で惜敗した選手権の東福岡戦をピッチで経験した2人は、日本一のチームを自らの基準に置いていることが窺えた。

 それは國學院久我山の選手も同様だ。タレントを揃えるFC東京U-18(B)を逆転で下した試合後、選手権でその技術の高さから一躍脚光を浴びた名倉巧は「高校選抜で鍬先君とか藤川君と仲良くなったので、対戦するのが楽しみです」と笑いながらも、「彼らと対戦できるのはインターハイか選手権しかないので、日本一を目指す上では絶対に倒さないといけない相手です」と言い切り、1年生ながらレギュラーとして全国のファイナルを戦った上加世田達也も「選手権で対戦した中で一番強かった東福岡には、埼スタでリベンジしたいと思っています」と力強い。やはり日本一のチームを強烈に意識しながら日々のトレーニングと向き合っているようだ。

 印象的な言葉は日産スタジアムのミックスゾーンで聞いた。Jリーグの球春を告げるFUJI XEROX SUPER CUPの前座として、今回で7回目を迎えたNEXT GENERATION MATCH。日本高校サッカー選抜の一員に選出された駒澤大高の深見侑生は、この日の日産スタジアムのピッチに立った唯一のT1リーガーだった。そんな彼は駒澤大高の、そして“Tリーグ”の後輩たちにこうエールを贈ってくれている。「ウチの高校は今までだったら『東京の決勝で勝ちたい』という部分が目標だったんですけど、今年で目標とする位置のランクが1個上がったかなとは思います。これでTリーグ全体も強化されていけば、東京の高校サッカー界もどんどん強くなっていくと思うので、良い感じかなという風に思います。久我山も駒澤もそうですけど、今シーズンはTリーグから準優勝とベスト8のチームが出ましたし、他のチームの自信に繋がる部分もあると思うので、東京の高校サッカー自体がどんどん上がって行って欲しいですね」。

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