手倉森J、ロンドン五輪王者メキシコ撃破!! 中島&南野のゴールを守り抜く
ゲキサカ / 2016年4月15日 18時8分
[3.25 国際親善試合 U-23日本代表 2-1 U-23メキシコ代表]
ポルトガル遠征中のU-23日本代表が25日、ロンドン五輪王者のU-23メキシコ代表と国際親善試合を行った。前半2分にMF中島翔哉(FC東京)、同33分にMF南野拓実(ザルツブルク)のゴールで2点をリードした日本は、メキシコの反撃を1点に抑えて2-1の勝利を収めた。
4-2-3-1のシステムを採用した日本はGKに中村航輔(柏)、最終ラインは右から初招集のDFファン・ウェルメスケルケン・際(ドルトレヒト)、DF岩波拓也(神戸)、DF植田直通(鹿島)、DF亀川諒史(福岡)、ボランチにMF遠藤航(浦和)とMF原川力(川崎F)を配置。2列目に右からMF豊川雄太(鹿島)、中島、南野を並べ、1トップにはFW久保裕也(ヤングボーイズ)を据えた。
いきなり先制したのは日本だった。前半2分、高い位置で南野がスライディングでボールを奪うと、ボールを受けた中島が鋭い反転で前を向いてシュート体勢に持ち込み左足を振り抜く。ボールは相手DFに当たりながらもゴールマウスに吸い込まれ、スコアを1-0とした。しかし、徐々にメキシコにボールを保持されると前半10分にはDFビクトル・グスマンに強烈な右足シュートでゴールを脅かされたが、ボールはゴール左に外れた。
前半27分には日本が好機を創出。左サイドでボールを奪った南野の鋭い縦パスを受けた中島が、PA内まで持ち込んで左足シュートを放ったがゴールマウスを捉え切れず。さらに同29分には左サイドを駆け上がった亀川のクロスを久保がヘッドで合わせるが、ボールは枠上に外れてしまった。
すると、前半33分に鮮やかな連係から日本が追加点を奪取する。中盤で遠藤が相手攻撃を寸断すると、こぼれ球を拾った中島がドリブルで前線に運ぶ。中島が打ち込んだ縦パスを久保がヒールで流すと、走り込んだ南野が冷静に右足でネットを揺らしてリードを2点差に広げた。
2-0と日本がリードしたまま後半を迎えると、岩波に代えてDF奈良竜樹(川崎F)、豊川に代えてMF井手口陽介(G大阪)を投入し、4-3-3にシステムを変更。すると後半3分、南野とのパス交換から前線に駆け上がった遠藤のスルーパスから久保がシュートを放つが、相手DFにブロックされてしまう。同10分には原川に代わってFW金森健志(福岡)がピッチに送り込まれ、システムを4-4-2に変更した。
後半20分には南野に代えてMF鎌田大地(鳥栖)を投入。すると同24分、左サイドをMFダニエル・アルバレスに突破されると、グラウンダーのクロスを受けたMFカルロス・シスネロスのパスからFWマルコ・ブエノにシュートを放たれる。距離を詰めた井手口がブロックするも、こぼれ球に反応したブエノのシュートが際に当たってコースが変わってネットを揺らされ、メキシコに1点差に詰め寄られた。
失点直後の後半26分には中島に代えてMF関根貴大(浦和)、際に代えてMF小泉慶(新潟)が同時投入され、日本は6つの交代枠をすべて使い切る。その後は同点に追い付こうとするメキシコの反撃を粘り強い守備でしのぎ切り、日本が2-1の勝利を収めた。
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