U-23代表、S・リスボンに先制許すも原川のPKで追いつく
ゲキサカ / 2016年4月15日 18時5分
[3.28 練習試合 U-23日本代表1-1スポルティング・リスボン]
ポルトガル遠征中のU-23日本代表は28日、スポルティング・リスボン(ポルトガル)と練習試合を行い、1-1で引き分けた。
先発メンバーは25日のメキシコ戦(2-1)から6人を変更。GK杉本大地、最終ラインは右からDF中谷進之介、DF岩波拓也、DF奈良竜樹、DF亀川諒史と並んだ。中盤はMF原川力とMF秋野央樹のダブルボランチで、右にFW南野拓実、左にMF中島翔哉。2トップがFWオナイウ阿道とFW金森健志という4-4-2の布陣でスタートした。メキシコ戦翌日に浦和のMF遠藤航、MF関根貴大、G大阪のMF井手口陽介が帰国しており、メキシコ戦では出番のなかった選手にも出場機会が与えられた。スポルティングは若手主体のBチームで、後半にはU-19の選手も起用しながらの一戦だった。
立ち上がりからペースを握ったメキシコ戦とは対照的に、この試合ではスポルティングがリズムをつくった。日本と同じく4-4-2の布陣で、クラブチームらしく組織の出来上がったサッカー。日本はなかなかボールを奪うことができない。前半10分にはスルーパスに抜け出した相手FWに対応するため飛び出したGK杉本のファウルでPKを与え、いきなり先制を許した。
それでも徐々にカウンターからチャンスをつくれるようになった前半20分過ぎには原川のパスから南野がシュート。同32分には金森のパスから中島がシュートを打ったが、DFにクリアされた。前半終了間際には金森、秋野とつながり、ゴール前絶好の位置で南野がマイナスのパスを受けるもシュートを打ち切れず、前半は0-1で折り返した。
後半に入ると、お互いに3人ずつ交代。日本は杉本に代わってGK牲川歩見、亀川に代わってMF小泉慶、南野に代わってMF豊川雄太が入った。スポルティングはBチームにU-19の選手が加わる形となり、前半ほどの連係が取れなくなった。後半はやや日本が優勢。中盤の原川、左の中島あたりがボールを持つと時間が生まれ、チャンスにつながる。また、金森が献身的な動きでボール奪取から攻撃につなげた。
後半17分、金森に代わってMF鎌田大地が入ると、鎌田が起点となってチャンスが生まれ始める。後半23分には鎌田がオナイウにスルーパスを通し、同34分には自ら中央をドリブル突破。中島にパスを通すもシュートはDFに防がれ、こぼれ球に詰めた豊川も打ち切れなかった。同24分、オナイウに代わってDF植田直通が出場。いつものセンターバックではなく、右サイドバックという変則的な起用だったが、「攻撃が楽しかった」と振り返った。
同点に追いついたのは後半31分。こぼれ球に詰めた原川のミドルシュートが相手のハンドを誘ってPKを獲得すると、このPKを原川が自ら決めた。リオ五輪出場を決めた1月のAFC U-23選手権準決勝・イラク戦の決勝点を彷彿とさせるミドルシュートは「五輪予選で決めたことで、打つ気になっている」というもの。結果的にこの日唯一の得点につながるプレーだった。
遠征前には空港職員のストライキという思わぬアクシデントに見舞われたが、2試合を戦って負けなし。アジア以外の相手との感触を確かめて帰国する。手倉森誠監督は「アクシデントに比べれば試合は想定内。高めなければいけない個を確認することができた」と満足気に話していた。
(取材・文 了戒美子)
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