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5発大勝のハリルJ、2次予選全8試合完封で首位通過

ゲキサカ / 2016年3月30日 12時58分

 後半も試合の流れは変わらない。後半9分、岡崎の右クロスに本田がフリーで合わせたが、ヘディングシュートはクロスバーの上へ。すると同10分にアクシデントが日本を襲う。MF山口蛍がMFハレド・アルムバイドと競り合った際に激しく交錯。相手の頭が顔面に入って鼻から激しく出血し、そのまま担架で運び出された。

 山口は後半13分にMF原口元気と交代。原口はそのままボランチの位置に入った。後半16分、セットプレーの流れからDF森重真人の左クロスにファーサイドで合わせた本田のヘディングシュートが左ポストに阻まれると、シリアも同17分にMFマハムード・アルマワスの右足ミドルが左ポストを直撃。同20分には長谷部のパスミスを奪ったFWオマル・ハルビンが決定的なシュートを打ったが、GK西川周作が鋭い反応で弾き出した。

 ピンチの連続にヒヤリとさせられた日本だが、後半21分、待望の追加点を奪う。宇佐美がゴール前に入れた浮き球のボールをシリアDFがクリアし切れず、本田がすぐ横の香川にラストパス。香川は胸トラップから素早く反転し、左足のボレーシュートをゴール右隅に突き刺した。

 香川は昨年9月8日のアフガニスタン戦(6-0)以来となる国際Aマッチ24ゴール目。MF中村俊輔(横浜FM)と並び、歴代8位タイとなった。後半29分には長友のミドルシュートをGKが弾いたところに岡崎が詰め、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。あと2点で国際Aマッチ通算50ゴールとなる岡崎だが、100キャップの節目の一戦でゴールを決めることはできず、後半33分にFW金崎夢生と交代した。

 後半38分のピンチには吉田、長谷部が体を張ってシュートブロック。同41分の決定機も西川がファインセーブを見せ、ゴールを死守した。後半40分、宇佐美との交代でMF清武弘嗣が入ると、直後の41分、カウンターから清武が持ち上がり、左サイドの香川に展開。香川は右足に持ち直してファーサイドにクロスを送ると、本田がヘディングでゴールネットを揺らし、3-0と試合を決定づけた。

 後半45分には香川がダメ押しの4点目。香川は2ゴール1アシストを含め、4得点に絡む活躍となり、後半アディショナルタイムには長友の左クロスに原口が頭で合わせ、5-0のゴールラッシュを締めくくった。守備陣も最後まで集中力を切らさず、2次予選全8試合完封を達成。今秋に始まる最終予選に弾みをつけた。

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