[MOM1739]日本航空FW三吉直樹(新3年)_長期離脱から復帰したエース候補、流れを変えるプレー
ゲキサカ / 2016年3月29日 22時11分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.29 ミズノカップIN香川予選リーグCパート第1節 日本航空高 2-1 初芝橋本高 瀬戸大橋記念公園球技場コート3]
今大会、復帰を果たしたエース候補が流れを変えた。日本航空高のFW三吉直樹(新3年)は相手を抜き去るドリブルなど昨年のミズノカップでも印象的なプレーをしていた注目アタッカー。U-17関東選抜にも選出されたほどの実力者だが、昨年9月に右足のすねを骨折し、1月にも同箇所を再骨折してしまう。1月の負傷後、戦列を離れていたが、今大会から復帰したFWは後半12分から交代出場した初芝橋本高戦で、仲田和正監督が「流れを変えた」と評した活躍を見せて勝利に貢献した。
得意のドリブルでゴール前にまでボールを運び、決定的な一撃を見舞う。1-1に追いつかれた後に迎えた後半34分にはまさにそのプレーで決勝点に繋げた。ゴール前で仕掛けて、PAで放ったシュートを相手守備陣に阻まれながらも再び強烈なシュート。三吉の決定的なシュートから連続シュートを放った日本航空は最後にFW山崎一平(新3年)が頭で決勝点を奪った。
高いドリブルスキルを持つFWが参考にしているのはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのドリブル。「タッチが細かったり、相手を外すタイミングとか、相手を騙す動きを意識しています」というドリブルは今年、日本航空にゴールをもたらす武器になる。自分に課しているノルマは自ら仕掛けて決めること。「自分は今、FWをやらせてもらっているんですけど、FWは結果を出さなければいけないポジションなので結果を出したいですね。自分が前向いた時にドリブルで1人、2人かわしてチャンスメークできて、なおかつ点も決められる選手を目指したい」
その三吉については仲田監督も「骨折で関東U-17、選手権、新人戦と出られなくて本人も期するものがあると思う」と、悔しさをパワーに成長することを期待する。一段階上のプレーヤーになることも十分に可能な注目株。コンディション面はまだまだだが、リハビリ期間中に「チームに貢献したい」という気持ちをより大きくしたというアタッカーが今年、日本航空を勝たせる選手になる。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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