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[船橋招待U-18大会]東福岡が春の“プレ全国大会”を7発V!

ゲキサカ / 2016年4月4日 7時35分

 前半25分、右サイドからカットインしたFW藤井一輝(3年)がニア上へ左足シュートを突き刺すと、26分にはオーバーラップした児玉が連係で左サイドを崩してラストパス。これを高江が左足ダイレクトでゴールへ沈めた。さらに後半5分には高江のスルーパスからMF青木駿(3年)が決めて4点目。選手5人を入れ替えた後の21分には交代出場のFW佐藤凌我(3年)のヘディングシュートで5点目を奪う。
 
 東福岡は後半29分までに計9人を入れ替え、31分には左サイドからのラストパスを交代出場MF濱田照平(3年)が左足でゴール。桐光学園もMF田中雄大(2年)のインターセプトから鈴木がGKの頭上を射抜く左足ミドルを決めて意地を見せたが、東福岡は39分にもFW姫野天輝(3年)のスルーパスから佐藤が決めて7-2で快勝した。今大会、東福岡は予選リーグでライバル・市立船橋に一時逆転されたものの、追いついて引き分け。その他は京都橘高に5-0、帝京三高に7-1、正智深谷高にも3-0と強豪に点差をつけて勝利している。レベルの高い個々がスピードあるパスワークと切り替えの速さなどで相手を凌駕し、他校はその強さを改めて認めていた。それでも、東福岡の選手たちに緩みはない。児玉は「内容としては前半結構攻め込まれる時間があったり。点差は開きましたけれど自分たちの課題も色々と出てきた大会だったと思います。点差ほど実力差がなかったと自分たちは感じています」と引き締めていた。

 全国2冠を成し遂げた昨年度のチームは謙虚な姿勢を貫いて成長。今年の東福岡もその謙虚さを受け継いでトレーニングから日々成長を目指している。森重潤也監督は「こっちの言うことに対して聞く耳を持ってくれる。(近年でも)聞く耳は一番持っているかな」。高校生の中には自分自身が納得しなければ、受け入れることができない選手もいそうなものだが、東福岡イレブンには貪欲に吸収して成長しようとする姿勢がある。福田は「メリハリがあるし、試合前のアップとかみんな盛り上げている。練習の取り組みもいいし、一人ひとりが意見を言い合う。優勝したら、次となるので、余韻に浸ることがない」と説明した。

 1週間後には高校年代最高峰のリーグ戦であるプレミアリーグが開幕。児玉は「去年、大差で負けているので開幕戦しっかり勝ってから勢いつけたいと思っています。(監督の)森重さんもプレミアは甘くないぞと毎回の練習で言っているので自分たちも気引き締めてやっています」。第一目標はプレミア残留。周囲から昨年を上回る全国3冠の期待を受け、選手たちも大目標に「3冠」を掲げる中、まずは目の前の一試合一試合に全力を注ぐ。

(取材・文 吉田太郎)

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