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[MOM1755]市立船橋MF野本幸太(3年)_トレーニングが生んだ鮮烈の2ゴール

ゲキサカ / 2016年4月11日 7時54分

[MOM1755]市立船橋MF野本幸太(3年)_トレーニングが生んだ鮮烈の2ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.9 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 市立船橋高 4-0 新潟U-18 味スタ西]

 鮮烈な光景だった。33分、ドリブルからの左足ミドルシュートを突き刺した3分後に今度はドリブルからの右足ミドルシュートを叩き込む。対応したDFにとってはたまらないだろう。あこがれて、プレーイメージを重ねてきたと言うネイマールを確かに彷彿とさせるプレーで、市立船橋高MF野本幸太が試合の流れを決定付けた。

 殊勲者は「『点を取るやつがいない』と監督が言っていて、『俺がそうなってやろう』と思っていた」と振り返る。「前半は上手く試合の流れに乗れた」と振り返るように、相手のマークをかく乱する動き出しからボールを引き出してのドリブル突破が冴えた。ドリブルからのシュートは「自主練で形にしようとずっとやってきた」。両足でのシュートも「ずっと練習してきた」もので、まさにトレーニングが生んだ2ゴールとなった。

 朝岡監督も「キックに関しては強く蹴れて精度もある」と太鼓判を押す。もっとも、野本が「後半は全然ダメでした。ハットトリックも狙ったんですけれど……」と首をひねったように、シュートが入らなかった上に前半のようなスペースを突く動き出しも減ってしまい、交代する際には指揮官からチクリと苦言も呈されたと言う。

 とはいえ、昨年はBチームのメンバーとして悔しい思いを蓄え、「明るく変に悩まないタイプ」と指揮官からもキャラクターを評価される男は「得点王争いに絡んでいきたい」と前向きに語る。大宮ジュニアユース時代は「先発11人中11番目の選手という評価だったと思う」と言う男は「自分を変えるために環境も変えたかった」と市立船橋の門を叩いた。そこから2年にわたって積み上げたものを、この最終学年で披露する。そのための第一歩は確かに踏み出してみせた。

(取材・文 川端暁彦)▼関連リンク
2016プレミアリーグEAST

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