[MOM1762]市立船橋FW村上弘有(3年)_強豪対決の流れ変えた186cmの“頑張り屋”

ゲキサカ / 2016年4月17日 1時59分

[MOM1762]市立船橋FW村上弘有(3年)_強豪対決の流れ変えた186cmの“頑張り屋”

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.16 高円宮杯プレミアリーグEAST第2節 横浜FMユース 1-2 市立船橋高 日産フィールド小机]

 なかなか前線で起点が作れず、カウンター攻撃が主になっていた前半。市立船橋高の朝岡隆蔵監督は34分、初戦でまずまずのプレーを見せていたというFW太田貴也(3年)に代えて186cmの大型FW村上弘有(3年)を投入する。すると、「流れが悪かったですし、相手のSBの裏とか動き出して、そこで潰れて、ボールを繋ぐことを求められている。あと得点も狙っていました」という村上は高さでチームにアドバンテージを加えると、球際での諦めないプレーを見せ、守備面でも献身的な動き。特に後半は前線で競り勝ってマイボールにする回数を増やした。

 そして後半8分には右クロスを「あそこは金子からいいボールが来たのでいい落としができた」と打点の高いヘッドで折り返し、MF西羽拓の先制ゴールをアシスト。試合の流れを変え、身体を張ったプレーを連発するなど貢献度の大きかった村上については朝岡監督も「後半は上手くゲームを運べた。村上の存在が大きかったかな、きょうは。きょうのキーは村上だった」と讃え、マン・オブ・ザ・マッチに推した。

 186cmの村上と182cmのFW矢野龍斗(3年)という2人の大型FWがいる市立船橋。プレシーズンはともにテストされていたが、開幕までに先発としての信頼を獲得することができなかった。今週も主力組に入ることができなかったという村上だが、この日は与えられたチャンスで奮闘。本人は「できていないこともあった」と首を振ったが、「チームのためにどれだけ走るかとか、どれだけ前で収めるかとか、そういうところでしか評価してもらえないと思います。自分は下手くそなんで、ルーズボールとかがむしゃらにやらないと試合に出れない。もっとチームのために自分が潰れても味方に繋げるように意識しています」というプレーを表現。主将の日本高校選抜CB杉岡大暉(3年)も「頑張るんでみんな信頼しているところだし、デカイというのは武器。よくやってくれたと思いますね」と讃える活躍で勝利の立て役者となった。

 長身だが、これまでヘディングは決して得意なものではなかったという。だが「試合に出たくて自主練とか真面目にやってきました。(GKコーチの)伊藤コーチにも外からのクロスに付き合ってもらって。まだですけど少し良くなってきた」というヘッドがこの日は得点に結びついた。

 プレミアリーグで強豪・横浜FMユース相手にやれた部分は自信に。今後、絶対的なストライカー不在というチーム事情の中で、武器を発揮して出場機会を増やすことができるか。チームメート、スタッフも認める「頑張る男」は日々の努力を続けて「チームのために自分を捨ててでもできる選手になりたい。個人的には試合にスタートから出るために今週ずっとやっていきたい。チームとしては優勝目指して頑張っていきたい」という目標達成に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
2016プレミアリーグEAST

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング