憲剛の最新本を立ち読み!「史上最高の中村憲剛」(16/20)

「代表に選ばれないと、こんなに家にいられるんだって、ちょっとびっくりしている。ここ何年も代表とクラブのかけ持ちでしたからね。それに、代表の試合をテレビで見ていたら、“こうしたほうがいいな”“俺ならこうするな”って、新鮮な気持ちで見られて面白い。まあ、息子に“なんで、ニッポンにいないの?”って聞かれて、“今、お休みなんだ”って言うのは切ないけど。“また戻れるよ”って、なぜか息子に慰められている。フフフ」

　今は疲弊するのではなく、フロンターレでコンディションを保ちながら成長を続け、ワールドカップイヤーに最高の状態で日本代表に復帰する――。

　そんな青写真を中村は描いていた。

(つづく)

<書籍概要>

■書名:残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日
■著者:飯尾篤史
■発行日:2016年4月16日(土)
■版型:四六判・324ページ
■価格:1500円(税別)
■発行元:講談社
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▼これまでの話は、コチラ!!
○第15回 「なんで、ニッポンにいないの?」<上>

○第14回 「トップ下に自信がなかった」<下>

○第13回 「トップ下に自信がなかった」<上>

○第12回 トップ下としての覚醒<下>

○第11回 トップ下としての覚醒<上>

○第10回 めぐってきたチャンス<下>

○第9回 めぐってきたチャンス<上>

○第8回 コンフェデレーションズカップ、開戦<下>

○第7回 コンフェデレーションズカップ、開戦<上>

○第6回 妻からの鋭い指摘<下>

○第5回 妻からの鋭い指摘<上>

○第4回 浴びせられた厳しい質問<下>

○第3回 浴びせられた厳しい質問<上>

○第2回 待望のストライカー、加入<下>

○第1回 待望のストライカー、加入<上>