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元同僚との心理戦制した横浜FM伊藤翔「林くんがどっちかに飛んでくれるかなと」

ゲキサカ / 2016年4月20日 22時24分

[4.20 ナビスコ杯第4節 横浜FM 1-0 鳥栖 ニッパツ]

 B組の横浜F・マリノスはホームにサガン鳥栖を迎え、FW伊藤翔のPKで1-0と逃げ切った。横浜FMは今季ナビスコ杯で初白星を飾り、5位に順位を上げた。一方、ナビスコ杯で勝利がない鳥栖は3試合を終えた時点で勝ち点1とグループリーグ突破が厳しい状況となった。

 試合は前半23分に動いた。立ち上がりから押し込まれる展開が続いていた横浜FMは、左サイドからDF高野遼が上げたクロスがPA内のDF藤田優人の手に当たり、PKを獲得する。これをキッカーの伊藤が真ん中に蹴り込み、先制点。横浜FMがこの1点を守り抜いた。

 試合後のヒーローインタビューで伊藤は、「ナビスコ杯で勝っていなかったので、僕らとしては絶対勝利が必要でしたし、辛くも勝てて良かったです」と安堵した様子。PKの場面については「林(彰洋)くんとは清水(エスパルス)時代に一緒にやっていたので、どっちかに飛んでくれるかなと思って真ん中に蹴りました」と、12年から13年夏までチームメイトだった林との心理戦を制した。

 守備では鳥栖のエースFW豊田陽平にほとんどチャンスを与えず、アディショナルタイムのピンチもDF栗原勇蔵とGK榎本哲也が体を張って無失点に抑えた。「何よりチームが勝てたことが一番だと思います。後ろの選手たちが体を張ってくれたので、僕らももう1点取って楽にさせたかったですけど、勝てて良かったです」。これで公式戦2連勝とした横浜FM。中3日でリーグ戦で広島と対戦する。「チームとしてはいい流れに乗っているので、その流れに乗って次の広島に向けていい準備をしたい」と意気込んだ。
●ナビスコ杯2016特設ページ

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