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[MOM1764]柏U-18FW中村駿太(2年)_U-17世代のエースFWがU-19代表守護神から意地の2発!

ゲキサカ / 2016年4月25日 14時4分

[MOM1764]柏U-18FW中村駿太(2年)_U-17世代のエースFWがU-19代表守護神から意地の2発!

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.24 高円宮杯プレミアリーグEAST第3節 柏U-18 3-0 青森山田高 柏]

 強豪・青森山田高相手に2発。柏レイソルU-18は2年生のエースストライカー、FW中村駿太がチームを勝利へと導いた。「結果も3-0ですし、自分も2点取れて最低限の仕事はできたと思います」と喜んだが、この試合で2ゴールを生み出したのはストライカーとしての意地と、進化した個の力によるものが大きい。

 ユース年代を代表するGKから2得点をもぎ取った。前半31分、中村は中盤で相手のバックパスを狙ってインターセプトすると、DFの股間を通すドリブルで一気に前進。敵陣PAまでひとりで持ち上がり、GKのタイミングを外してトゥーキックでシュートを放ったが、青森山田のU-19日本代表GK廣末陸(3年)に読まれてキャッチされてしまう。さらに39分には中央から左へ流れながら左足で狙った一撃がDFに当たってコースが変わったものの、これも驚異的な反応を見せた廣末にかき出されてしまう。

 だが、「DF当たってコース変わったのに触られたところでスイッチ入って、絶対に決めてやろうと」と中村。ストライカーとしての意地、火の着いた闘志は直後にゴールという形で結実する。右CKからこぼれ球がニアサイドに来ると予想していた中村の前にシュートのこぼれ球。これを中村が「(GKの)上手く股が空いたので叩きつける感じで」左足を振りぬいて先制点を決めた。中村も「素晴らしいGK」と口にする廣末からのゴール。満面の笑顔で逆サイドのベンチ前まで走り寄った背番号9は仲間たちとともに喜びを爆発させた。

 後半は2-0となった後に青森山田に攻め込まれる時間帯に。この日は1トップに位置する中村へのパスはインターセプトを狙われて、カットされるシーンが多かった。特に後半は押し込まれる時間帯が続き、また中村は相手DFの徹底したマークの前に思うようなプレーができない苛立ちもあったはずだ。だが「気持ちだけは逃げないようにしていた。消極的にならずに『何回でも来い』っていうくらいの気持でプレーしていた」という中村はボールが入るとひとりで相手DFを引っ張って前進。連続の切り返しでDFを振り切って突破し、チャンスに繋げるシーンもあった。

 そして後半45分、難しいボールを足先でコントロールして収めて繋ぐと、ゴール前へダッシュ。そしてMF朝倉涼介(2年)のラストパスを左足で撃ちぬくと、これが再び名手・廣末を破ってダメ押しのゴールとなった。相手が執拗なチェックに来る中でも「南米の選手とか腕使ったり、足でブロックしたりするのが上手い。アグエロとかスアレスとか、腕の使い方を凄く見ている」という中村は意識している部分を活用してキープ、突破に繋げ、前節の鹿島ユース戦に続き、2試合連続の2ゴールを叩きだした。

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