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地域に根ざした新たな取り組みもスタート 2シーズン目を迎えた「明治安田生命Jリーグ」

ゲキサカ / 2016年5月4日 11時0分

「スタジアムの熱量というのは、実際に行ってみないと分からないですよね。最寄りの駅からスタジアムまで歩いて向かっていると、小さなお子さまが地元クラブのユニフォームを着て、お父さんやお母さんに連れられ、楽しそうに歩いている光景を目にします。そういった雰囲気に初めて触れることができて良かったと話している従業員もたくさんいます。“現場”の空気を知ったうえで『自分たちの会社はJリーグを応援しているんだ』と言えるのはとても大事なことだと思っています」

 全従業員が一体となってJリーグを応援していくため、女性やJリーグ初心者向けの勉強会を社内で開催するなど、これまでサッカーに馴染みのなかった従業員が参画しやすい応援活動「明治安田生命Jリーグ女子倶楽部」も展開している。企画部 感動実現プロジェクト推進室の西澤周氏は「ルールの解説やスタジアムグルメ、各クラブのイケメン選手など、女性が興味を持ちやすいテーマで勉強会を開催したところ、毎回100名ぐらいの参加者がいました」と、その盛況ぶりを明かす。1泊2日で遠方開催の試合の応援に行ったり、熱烈なサポーターと一緒にゴール裏で応援したりと、さまざまなサッカーの楽しみ方を提供し、主体的な活動を推進している。

 今シーズンの新たな取り組みとして、各クラブのスポンサーとのリレーションの構築・強化がある。その一つが、各クラブのスポンサー企業から寄稿してもらった応援メッセージを集約し、パネルにしてクラブに寄贈するというものだ。西山氏がその意図を説明する。

「長らく地元クラブを支えてきたスポンサーのみなさまから見れば、我々はあくまで新参者です。謙虚な姿勢でクラブを中心とした各地域のコミュニティに積極的に参加していきたいと思っていますし、Jリーグ、地元クラブを同じく応援する立場として、協働させていただけることをずっと考えてきました。そのきっかけとして、『地元クラブを応援する気持ちを一緒に表明しませんか』という趣旨で、各スポンサー様や地元の企業のみなさまに地元クラブへの応援メッセージを寄稿いただいています。みなさまの応援メッセージを手書きでいただき、直筆のままパネルにして、各クラブにお渡しする予定です。今まさにメッセージを集めている段階で、今年の秋には各クラブに寄贈したいと考えています」

 また、各リーグの年間順位を表示する「Jリーグランキングボード」を製作。明治安田生命の各店頭などに掲示するほか、他のJリーグパートナー企業や各クラブのスポンサー企業にも無償で提供している。「ランキングボード」は社内の各部署にも掲示。明治安田生命では部署ごとに応援クラブが決まっているそうで、西山氏の所属する営業企画部は姉妹組織に横浜支社と青森支社があるため、J1の横浜F・マリノス、J2の横浜FC、JFLのラインメール青森とヴァンラーレ八戸が応援クラブになっている。そのため部署内にはJ1、J2、JFLの「ランキングボード」が掲示されている。従業員が月曜日に出社すると、週末の結果を反映した最新の順位が確認できるようになっているのだという。

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