「終わったと思った」…ATにPK献上の末吉「盛り上がりましたね」 勝利に安堵

ゲキサカ / 2016年4月29日 22時9分

[4.29 J1第1ステージ第9節 FC東京0-1福岡 味スタ]

 “その瞬間”、アビスパ福岡のサポーター席が静まり返った。「終わったと思いました」。当事者のMF末吉隼也は頭を抱えた。

 1-0で4年半ぶりのJ1勝利を目前にした福岡だったが、後半アディショナルタイム5分、クロスボールを防ぎにいった末吉の手にボールが当たってしまう。「右手に当たった。感触はめっちゃ残ってます」。しかし、DF森重真人が蹴ったPKはクロスバーを直撃。外れたボールが掻きだされた瞬間、福岡に2011年以来となるJ1リーグ戦勝利が転がり込んだ。

 苦しんだ末の勝ち点3に安堵した。PKになってからはGKイ・ボムヨンを信じて、こぼれ球を拾うことに考えを切り替えていたという末吉は、「これもサッカー。盛り上がりましたね」と笑顔を弾けさせた。

 末吉は後半16分のFWウェリントンの先制点もアシストした。FKの入れ直しを確実にエースの頭に合わせてみせた。「GKに出られないようにすればウェリは競り勝ってくれる。あいつも俺が持ったらいい動きをしてくれる。自分はいいボールを上げるだけ。そのことを意識して上げました」。

 5季ぶりのJ1を戦う福岡のJ1勝利は2011年11月19日の山形戦以来で約4年半ぶり。その試合の経験者は、この日の出場メンバーでは末吉とFW城後寿しか残っていない。「いつ勝ったのか覚えていない」とうそぶいた末吉は、「ここから勢いに乗って。まだ一勝しただけですし、次負けてしまったら意味がないので、ここの連戦で連勝できるように、頑張っていきたい」と気を引き締めた。

(取材・文 児玉幸洋)●[J1]第1ステージ第9節1日目 スコア速報

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