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[プリンスリーグ関西]大阪桐蔭は和歌山北に4発快勝も、指揮官「気取るんじゃなく、男気をもっと出してほしい」

ゲキサカ / 2016年4月29日 22時3分

 後半は各々の役割を再確認した大阪桐蔭の攻撃が改善。神崎、中田の2トップが下がって、起点を作り、サイド突破を引き出したが3点目に結びつかない。和歌山北も、後半15分になって、怪我が明けたばかりの主将MF和田広矢を投入し、反撃体勢に。「チームに勢いをつけるためにドンドン裏を抜けて、前への推進力を出そうと思っていた」という和田のスピードのある突破で、攻撃姿勢を強めたが、32分にクロスを大阪桐蔭のGK藤本諒哉にキャッチされると、素早いスローインからのカウンターで自陣まで持ち込まれ、最後はFW鶴内翔之助にドリブルからのシュートを決められた。和歌山北は38分に後方からのロングボールに反応した和田がトラップで相手DFをかわし、PA左からシュート。GKの脇を抜けたボールをFW畑雅行が押し込み、1点を返した。だが、試合終了間際の44分にはDFのパスミスを大阪桐蔭のFW{{松浦享宏に奪われると、そのままゴール左隅に決められ、タイムアップを迎えた。

 大阪桐蔭は2年連続で全国高校総体に出場しているが、選手権の出場は08年度まで遡らなければならない。ただ、冒頭の永野監督の言葉通り、8年ぶりの選手権出場は悲願ではなく、“ノルマ”。永野監督自身もこれまで2年間務めた大阪国体選抜の指揮を辞して、冬に照準を定めている。それだけ力を入れるのは、「10番をつけている仲田も奈良のトレセン。右SBの神戸も、代表候補に選ばれてたり、肩書を持った選手が今年は揃っている」(永野監督)から。ただ、ポテンシャルの高さだけでは結果には結びつかない。永野監督は「そういう奴らがどんな戦術を作っていくか見てみたい。僕が言って選手たちがやるのではなく、自分たちで作りながら、皆の良さを出せるチームになって欲しい。でも、まだ出来る時間が少ないし、もっと積極的に思い切ってやれよ!と思うことが多い。気取るんじゃなく、男気をもっと出してほしい」とハッパをかける。次節を終えれば、総体予選を迎える。厳しい戦いを乗り越えながら、いかに“男らしさ”を増せるかが今年の大阪桐蔭の鍵になりそうだ。

[写真]2点目を奪ったMF福島を大阪桐蔭イレブンが祝福

(取材・文 森田将義)▼関連リンク
2016プリンスリーグ関西

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