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憲剛の最新本を立ち読み!「史上最高の中村憲剛」(17/20)

ゲキサカ / 2016年5月1日 7時30分

 F・マリノスが足踏みをしているうちに勝ち点差を縮め、追い上げてきたのが、前年のJ1チャンピオン、サンフレッチェ広島だった。

 それでも最終節を迎えた時点で、1位のF・マリノスと2位のサンフレッチェとの間には勝ち点2の差があり、F・マリノスが勝てば優勝が決まる。しかし、5位のフロンターレにとっても勝利すれば3位以内となる可能性が残っていて、翌年のACLの出場権獲得のチャンスがあった。

 フロンターレは2005シーズンの最終節にホームの等々力陸上競技場でガンバ大阪に敗れ、目の前で胴上げをされている。あんな想いを味わうのは、二度とごめんだと中村は思っていた。

 そして何より伊藤宏樹に最高の餞を贈りたい。伊藤宏樹の旅立ちを勝利で祝いたい。リードを奪って、伊藤宏樹をピッチに立たせたい――。

 中村のモチベーションが高まる理由は、これ以上ないほどあった。

(つづく)

<書籍概要>

■書名:残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日
■著者:飯尾篤史
■発行日:2016年4月16日(土)
■版型:四六判・324ページ
■価格:1500円(税別)
■発行元:講談社
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○第16回 「なんで、ニッポンにいないの?」<下>

○第15回 「なんで、ニッポンにいないの?」<上>

○第14回 「トップ下に自信がなかった」<下>

○第13回 「トップ下に自信がなかった」<上>

○第12回 トップ下としての覚醒<下>

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○第10回 めぐってきたチャンス<下>

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○第8回 コンフェデレーションズカップ、開戦<下>

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○第6回 妻からの鋭い指摘<下>

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○第4回 浴びせられた厳しい質問<下>

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○第2回 待望のストライカー、加入<下>

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