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山中、伊東…リオ世代躍動の柏が公式戦6連勝!

ゲキサカ / 2016年4月30日 18時22分

[4.30 J1第1ステージ第9節 柏2-0神戸 柏]

 公式戦5連勝中の柏レイソル、公式戦7試合負けなし(4勝3分)のヴィッセル神戸。好調な両チームによる一戦は、MF山中亮輔とDF伊東純也のリオ五輪世代が1ゴールずつを奪った柏が2-0の完封勝利をおさめ、リーグでの連勝を4、公式戦での連勝を6に伸ばした。

 ホームの柏は、2-0で快勝した前節・鹿島戦から2選手を入れ替え。山中が今季リーグ戦初先発を飾り、リオ五輪世代が6人、東京五輪世代が1人という若いイレブンが並んだ。

 前節・仙台戦(△2-2)のスタメンから1選手を代えてMF前田凌佑を起用した神戸。仙台戦でチームの全得点を挙げたMF渡邉千真を左MFに配した4-4-2で臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 ボールをつないで攻める柏に対し、球際で激しさを見せる神戸。しかし、先制点は神戸のファウルが契機となった。出場停止明けのFWディエゴ・オリヴェイラが右サイドで倒されて得たFK、山中が左足でゴール前に鋭いボールを入れると、そのままゴールマウスに吸い込まれ、柏が前半15分に先行する。

 直後には神戸も決定機を迎える。柏のCKをしのいでカウンターに出ると、FWレアンドロの落としたボールを渡邉がダイレクトで右サイドに展開。抜け出したDF高橋峻希がドリブルでペナルティエリアに進入したが、高橋峻のトラップが大きくなったところでGK中村航輔が果敢に飛び出して得点を許さなかった。

 前半26分には再びディエゴ・オリヴェイラが倒される。ペナルティエリアのに近く、ゴール正面より少し右の絶好の位置だったが、山中のシュートはクロスバーを大きく越えてしまった。

 ボールホルダーに厳しく寄せる神戸は、前半だけで4枚のイエローカードが提示される展開に。シュートの数では柏を上回ったが、ゴールを割ることができなかった。「相手のボランチへのプレスを強くすること」とハーフタイムに指示を出したネルシーニョ監督は、MF松下佳貴をインサイドハーフに入れて、柏のボランチMF小林祐介のマークにあてた。

 後半8分、試合は再び動いた。MF中川寛斗のスルーパスにディエゴ・オリヴェイラが反応、ボールをキープしてマイナスのボールを中央に入れると、MF武富孝介が左足で合わせる。GKキム・スンギュが好守で一度は防いだが、こぼれ球をDF伊東純也が流し込み、柏がリードを2点に広げる。

 さらに2つの交代枠を使い反撃に出る神戸。CKの流れからMFペドロ・ジュニオールの右足がゴールネットを揺らしたが、ペドロ・ジュニオールへのパスがオフサイドの判定となったためノーゴールに。対する柏は、MF大谷秀和、FW田中順也、FW大津祐樹を途中出場させるなど盤石の試合運びで最後まで得点を許さなかった。敗れた神戸は、3月11日のJ1第1ステージ第3節・FC東京戦(●0-1)以来の敗戦となった。

(取材・文 奥山典幸)
●[J1]第1ステージ第9節2日目 スコア速報

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