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“和製ネイマール”が世界へ!聖和学園卒のMF波田野海が「NIKE MOST WANTED」で勝者に!!

ゲキサカ / 2016年5月2日 14時48分

 2本目は「初めて」という右SBを努め、積極的に前に出るプレーで2-0の勝利に貢献。そして左FWとして出場した3本目は7分にショートカウンターからDFを振り切って決定的な左足シュートを放つ。だが「そんなアピールできていない。アピールするためにはゴールと思った」という波田野は終了直前のラストプレーの左ショートコーナーから、ダブルタッチの技ありドリブルでDFを完全に抜き去る鮮やかな突破。自ら決定機をつくり出して右足シュートを放つも、これは枠を捉えられなかった。それでも「受かりたい」という強い意志を持ってプレーし続けたMFは同じ日本人のライバル、高梨らとの評価を最終日のゲームで逆転。一方の高梨は交代出場した2本目29分に左サイドからの正確な折り返しでボールを繋ぎ、ゴールをアシストしたが、得意のポジションではないサイドでのプレーが続いてボールロストが散見するなど本領を発揮できず。本人は実力では負けていなかったことを改めて強調したが、「(波田野ら勝者に比べて)決意が足りなかった」と悔しがった。

 波田野は5月にメディカルチェックのために渡英。そして6月には「NIKE ACADEMY」の一員として、エリートトレーニングを受ける日々をスタートする。「フィジカル面ではアカデミーの選手や外国人選手の強さを感じた。自分の弱いところを改善してもらって得意なところを磨きたい。ドリブル練習はないと思うので自主練でやっていきたい」。

 世界で認められたMFはわずかなチャンスをものにし続けて世界で勝者となった。国内選考会ではジャパンファイナル1日目が開催された3月12日午前の「THE LAST CHANCE」に挑戦し、ジャパンファイナル出場へのラスト2枠にギリギリで滑り込んだ波田野。そのジャパンファイナルではアピールしながらも惜しくも勝者となることができなかったが、勝者の1人が負傷したことによって追加招集という形で「グローバルファイナル」出場のチャンスを得た。欧州でプロになるという強い意志を持ち、諦めずに思いを持ち続けたMFが日本人選手初加入となる「NIKE ACADEMY」で成長を遂げて世界で戦える選手となる。

(取材・文 吉田太郎)

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