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[プリンスリーグ関西]気持ちの強さと「月まで走れ」の走力、冬へ向けて“らしさ”磨く関大一が4発野洲撃破!

ゲキサカ / 2016年5月3日 3時48分

 勝った関大一だが、「僕は相手よりも下手くそとわかっているので、運動量と球際と気持ちで上回ろうと思っていた」と山本が口にすれば、「一人ひとりが本当に下手くそなので、ポゼッションができるチームではない」と松村が続けるように決してテクニックに秀でたチームではない。スポーツ推薦で入学する選手は一学年に極わずか。中学時代にクラブチームに所属していた選手が多い他のプリンスリーグ勢とは違って、公立中学出身や付属中学出身の選手も少なくない。ただ、「中学まで強いチームにいた選手は少ないけど、そんな奴らでも戦えるってことを見せていきたい」と松村が口にするように、プリンスリーグ関西を戦うからには意地もある。

 戦うためのベースになっているのは気持ちの強さと、「月まで走れ」というスローガンの通り、走力だ。関大一は、不定期で行われる3200mを12分以内で走れる選手しか練習に参加できない。1年生の間はタイム内に入れない選手もいるというが、「僕も走るのが苦手だけど、試合に出ているからにはそういのも頑張らないと示しがつかない」という山本ら3年生中心に気持ちでカバーして、走力を磨いてきた。その甲斐もあって、2012年度以来、5年連続でプリンスリーグ関西の座を死守しているが、最大のターゲットである選手権出場はベスト8進出を果たした2010年度以来、果たせていない。「個人個人としては目立った選手がいないけど、全員がまとまってチーム力で相手を上回ることができれば、全国にも行けるはず。6年前に先輩たちが全国で躍動したように、今年も関大一高旋風を巻き起こしたい」と山本が意気込むように、「今年こそ」という想いは強い。プリンスリーグ、そして総体予選で、関大一らしさを磨きながら、冬に向けての準備を進めるつもりだ。


(取材・文 森田将義)▼関連リンク
2016プリンスリーグ関西

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