[プレミアリーグEAST]青森山田vs市立船橋の名門校対決は1-1ドロー、ともに勝ちきれなかったことを反省
ゲキサカ / 2016年5月3日 21時58分
[5.1 高円宮杯プレミアリーグEAST 青森山田高 1-1 市立船橋高 青森山田高G]
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第4節が4月30日と5月1日に行われ、青森山田高(青森)と市立船橋高(千葉)との名門校対決は1-1で引き分けた。
ともに開幕戦から2連勝。青森山田は前節、柏U-18に0-3で敗れ、市立船橋はホームで鹿島ユースと0-0ドローに終わっていた。連勝が止まったあとの一戦は立ち上がりから激しい攻防戦に。スコアが動いたのは0-0で迎えた後半14分だった。青森山田は「スピードに乗って良い仕掛けができました。自分が郷家選手の横についたときに相手が出てくるのが分かったので、裏を取ってパスを出しました」というMF高橋壱晟とのワンツーで抜けだしたMF郷家友太がPAで倒されてPKを獲得する。これを高橋が決めて青森山田が先制した。
だが、市立船橋はサイド攻撃を軸に猛反撃を展開する。そして26分、U-17日本代表DF杉山弾斗が左クロス。青森山田はU-19日本代表GK廣末陸が弾くが、こぼれ球を市立船橋DF真瀬拓海が押し込んで1-1となった。
「味方のクロスボールに競ったら、そこにボールが転がってきたという感じです」という真瀬のゴールで試合は振り出しに。終盤、ともに勝ち越し点を目指したが、ゴールは生まれず、1-1の引き分けとなった。青森山田の高橋は「ディフェンスがせっかく頑張ってくれたのに、攻撃の選手が決め切れず申しわけなく思っています」と反省。一方の市立船橋・真瀬は「アウェイで最低限の勝点1を獲得したことはプラスと捉えています」と前向きだった。
ともに最低限の勝ち点1獲得。だが、優勝争いの中心になっていくためにはこのような試合で勝ち点3を掴まなければならない。昨季2位の青森山田・黒田剛監督は「センターバックはクロスに対して果敢に対応できていました。(0-3で敗れた)先週の反省を生かし、気持ちを入れていたと思います」と評価した一方、「昨年までのチームなら終盤のチャンスを決め切って終わっていたと思います」と語り、市立船橋の朝岡隆蔵監督も「失点してから攻撃的になり、相手も1点をリードして守備意識が高まってきた中でこちらに風が向いてきました。その流れでもう1点を取って逆転しなければ、本物の強さではありません」と指摘。名門2校はここからさらにレベルアップを遂げる。
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