中央大FW矢島はルーキーFW加藤を思いやる、「もっと突っかかってきていい」
ゲキサカ / 2016年5月5日 11時37分
中央大のFW矢島輝一(3年=FC東京U-18)が後輩を思いやった。今月1日に行われた東京国際大戦では1トップを矢島が務め、2列目左ではルーキーのFW加藤陸次樹(1年=広島ユース)が先発した。矢島が負傷離脱していたため、開幕から5戦目となった今節で初めてともにピッチへ立った。
矢島が前線でキープし、後方からMF寺村介(3年=星稜高)やFW石井光(3年=青森山田高)が飛び出してくるシーンもあったものの、左サイドの加藤とは絡むシーンは少なかった。加藤がドリブルで仕掛けた際も矢島とは距離があり、連携あるプレーをみせることはできなかった。
矢島は「陸次樹と初めて一緒にやって。もっとコンビネーションを合わせていかないと」と課題を挙げ、「少し安パイにやりすぎというか、1年生だったらもっと好きにやっていい。そこをカバーするのが上の学年の仕事だと思うので」と思いやった。
「もっと『なんでここにいないんだ!』と突っかかってきていいので。言われたら、たしかにちょっとイラっとはしますけど(笑) 自分もそうさせてもらってきたので。1年生だし、そのくらいの勢いはあっていいのかなと思います」
実際に加藤はまだまだ大学サッカーに慣れきれていない様子。持ち味であるドリブル突破は、試合を通じて数えるほど。東京国際大戦ではシュート数がゼロに終わり、試合後にはもどかしそうな表情を浮かべていた。
「サンフレユースはすごくつないで、ビルドアップから展開していくサッカーでした。でも大学サッカーはガツガツやって蹴っていく感じなので、まだまだ苦労しています」と苦笑したルーキーだったが「まだまだ慣れていないですけど、でもここから慣れていくので!」と前を向く。
FC東京の特別指定選手としてもプレーする3年生FWは、未来の中央大を担うであろう後進の育成のためにも、器の大きさをのぞかせた。日常生活のなかで上下関係はあるものの、勝負を目前にしたピッチ上ではそんなものは関係ない。先輩FWはルーキーが果敢にぶつかってきたときは、正面から受け入れるつもりでいる。
(取材・文 片岡涼)●第90回関東大学1部L特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[MOM4975]矢板中央MF平野巧(2年)_指揮官も「プロになってもらいたい」と期待する技巧派。得意のドリブル突破からスーパーゴール
ゲキサカ / 2025年1月7日 10時41分
-
スーパープレー披露も決定力不足に「大津のFWだったら決めてる」、徳島市立FW鈴木悠哉は大学での進化誓う
ゲキサカ / 2025年1月2日 10時0分
-
「価値を失くしてしまうと思って」桐蔭横浜大FW岡崎寅太郎が見つめ直した武器、“急遽メンバー入り”の一戦で開花
ゲキサカ / 2024年12月23日 18時30分
-
昨年は高校選手権優勝を経験、常葉大1年生MF後藤礼智がインカレ3試合に出場「この経験をプラスに」
ゲキサカ / 2024年12月21日 22時9分
-
[MOM1018]東海学園大FW高橋旺良(1年)_“崖っぷち”生還の立役者は元U-17日本代表の大型ルーキー。大逆転1G1Aで味わった「初めての喜び」
ゲキサカ / 2024年12月17日 18時0分
ランキング
-
1佐々木朗希が大谷やダルを"排除”…交渉で選手同席を不可にした「本当の理由」とは
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月10日 11時41分
-
2卓球・早田ひなが3回戦へ スターコンテンダー・ドーハ
共同通信 / 2025年1月10日 10時24分
-
3あの冷静な松山英樹が自分で超ビックリ 曲芸ショットに「ありえない!」米実況も衝撃
THE ANSWER / 2025年1月10日 10時50分
-
4ヌートバー、年俸合意ならず調停へ…米報道 球団は複数年模索、交渉継続は可能
Full-Count / 2025年1月10日 8時10分
-
5ソフトバンク入団の上沢直之、「悪者になるのはおかしい」元楽天監督が擁護...「我がままでも天狗でもない」
J-CASTニュース / 2025年1月10日 11時27分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください