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[埼玉県1部L]巻き返しへ、総体予選3連覇へ、課題改善取り組む西武台が6-0快勝

ゲキサカ / 2016年5月6日 12時22分

 西武台は後半4分にスペースへ飛び出した向山がGKとの1対1を制して4-0。特に右サイドから攻める西武台は向山のスルーパスやMF田中智也(3年)の鋭いターンからのシュートなどで決定機を作り続けた。そして17分には右サイドから2度のワンツーで抜け出した向山が右足で決めて5点目。20分に打開力に長けた注目FW山口拓真(3年)ら3人を同時投入した西武台は26分にMF中西健太(3年)のループパスに反応した山口が右足ループシュートで決めて6点目を奪う。いい形でボールをスペースへ運ぶシーンもあったものの、その数を増やせなかった西武文理は、終盤にCB大沢慶主将(3年)が放った直接FKがわずかにゴールを外れて無得点での敗戦となった。

 西武台の守屋監督は「インターハイまでにもう一度守備を効くようにして、シンプルな攻撃ができるようにしたい。もうひとつ、ふたつ気持ちも強くなってくれれば」。2日前に行われた浦和南との県1部リーグ(2-2で引き分け)など取られてから取り返すような展開の試合が多いだけに、守備の再構築は必須。この日連係良く得点に絡んだ向山や進士が台頭を見せている攻撃陣は、山口、FW丸山敦司(3年)、FW岩本匠吾(3年)といったドリブルを武器とする選手たち含めた競争から、組み合わせのバリエーションを増やしていく。関東大会で準優勝するなどライバル校たちから強いという評価を得ていた昨年から代は入れ代わったが、指揮官は「昨年よりも個はいいかもしれない。約束事ができるようになれば、上がってくると思う」と期待。今井は総体予選へ向けて「インターハイ3連覇っていう目標もありますし、プレッシャーに感じる部分もありますけれど(今年は)2つ落としていますし、チャレンジャー精神で戦っていければと思っています」と力を込めた。課題を改善して総体予選で埼玉のタイトルを奪い返す。

[写真]後半4分、抜けだした西武台FW向山(右)が4点目のゴール

(取材・文 吉田太郎)

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