OA招集へ道険し…起用なしも「起こり得る」「一つの手段」
ゲキサカ / 2016年5月6日 16時39分
リオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表においての大きな感心事の一つはオーバーエイジ(OA)の起用法だ。日本サッカー協会(JFA)は起用に向けた準備を進めているが、招集に向けた厳しい現実があるのも事実だ。
U-23日本代表を率いる手倉森誠監督は6日、11日に開催される「MS&ADカップ2016~九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本~」でガーナ代表と対戦するU-23代表メンバーを発表した。その席で指揮官はオーバーエイジについて言及。同席したJFAの霜田正浩ナショナルチームダイレクターとともに現状を説明した。
まず手倉森監督は「北京(五輪)の時に使おうとして使えなかった。そういうことも起こり得る」とオーバーエイジを起用できない可能性を示唆。一方で「U-23を育てたい、育成したいと。このグループの中で今は正しい競争がはぐくまれている」と予選を勝ち抜いた若き侍たちの成長を認めつつも、「(オーバーエイジを)最初から使わないと言い切れないし、幅を持たすために進めてきた。最後に縁のある人がここに組み込まれるだろうなという話はしている」とオーバーエイジ起用の可能性がゼロではないとしている。
欧州クラブや協会との交渉にあたった霜田氏は、五輪に対する空気感の違いを肌で感じたと語った。欧州では「23歳という年代が若手ではない」という認識が強く、五輪よりもクラブでのレギュラー争い、そしてより個人を売り出すことができる欧州CLやELに向けた戦いの方に重きを置いている傾向が強いという。
「ポルトガルやドイツの連盟の人と話をしても、23歳以下の選手ですら呼べるかどうか分からないという現実がある」とした霜田氏は、「トライをしてくれと言われればリミットぎりぎりまでトライします。それが海外のクラブでも交渉はしたい。ただ理想と現実がある中で、編成をしなければいけないのが、アンダーカテゴリーの代表の宿命。オーバーエイジに関してはまだまだこれからいろいろな局面が出てくる。そっと見守っていただければと思います」と話した。
●リオデジャネイロ五輪特集
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