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[プリンスリーグ四国]2つのターニングポイントから流れ引き寄せた徳島市立、注目MF郡4発などで強豪対決大勝!

ゲキサカ / 2016年5月9日 12時16分

 大量得点の締めくくりは途中出場のMF小原一真。PA右へと飛び出した郡がゴール前にパスを入れ、中央で山本が潰れながら後ろに落としたボールを押し込んだ。試合終盤には香川西の小林にGKと1対1の場面を与えてしまったが、「GKがあそこで止められるか、止められないかでチームメイトのテンションが変わってくる」と佐野が足でシュートを阻止。このまま、試合を終えた徳島市立が今季2勝目を手にした。

 プリンスリーグ四国は今節で中断し、高校総体予選に入る。弾みのつく大勝となったはずの徳島市立だが、河野監督は「今日は良い試合とは思わない。危ない場面はいっぱいあった」と浮かない表情。「攻撃は今日の試合では点が獲れたけど、決めないとアカン場面もたくさんあった。決まったのはたまたまで、先週の試合では、18本打って得点が2点と物足りない。守備も先週も攻められた回数分だけ点を獲られたり、『え?』って笑ってしまうようなミスも多い」と続ける。

 特に守備には不安が残る。一昨年はDF辻拓也、昨年はDF奥田雄大と頼れるCBがいたが、今年は一人でピンチを凌げるCBが不在。「後ろが不安定だから、安心できない」(河野監督)との理由で、今年の目標は四国3連覇ではなく、プリンスリーグ残留と全国大会に出ることと控えめだ。ただ、組織的な崩しは例年以上のポテンシャルを持っており、河野監督は「引いて守られる県の試合よりも、お互いにやり合う全国に出た時の方が活きると思う。全国に出れさえすれば、やってくれるとは思う」と口にする。

 選手たちも課題と特徴をよく理解しており、佐野は「今年はどれだけ後ろが支えられるかだと思っている。勝つか負けるかは後ろの出来次第。失点しなければ、負けることはないので、最後まで粘り強く守っていきたい」とコメント。大勝に浮かれることなく、3年連続での全国総体出場に視線を向けた。

[写真]徳島市立の注目MF郡は4得点の大活躍

(取材・文 森田将義)▼関連リンク
2016プリンスリーグ四国

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