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[プリンスリーグ関東]引くことなく「捨て身で入った」後半開始直後に2発!桐光学園が川崎F U-18を3-0撃破!

ゲキサカ / 2016年5月9日 18時19分

 逆にタビナスの左クロスから倉持が右足ダイレクトボレーを撃ちこむなど2点目を狙う桐光学園は45分に相手ハンドでPKを獲得。だが、エース鳥海の右足シュートは川崎FのGK新居俊介(3年)が足でストップして1点差のまま前半を終える。絶好機を逃した桐光学園と、守護神のファインセーブによって1点差のまま踏みとどまった川崎F。ゲームの流れを大きく変えるようなビッグプレーだったが、15分間のハーフタイムを終えて後半開始からプッシュしたのは「守りに入るつもりはなかった。捨て身で入った」(タビナス)という桐光学園の方だった。

 後半開始わずか30秒、川崎F守備陣の状況判断が乱れ、小さくなったクリアが右中間に構えていた桐光学園MF西川の下へ。背番号7がすぐさま右足を振りぬくとファインショットがゴール左上を破り、2-0となった。畳み掛ける桐光学園はさらに3分、鳥海のスルーパスに走りこんだ倉持がPKを獲得。前半終了間際にPKを止められている鳥海がPKスポットへ向かうと「(PKが)もう1回あったら、自分で行ってぶち込んで来い!」という指揮官からのメッセージ通りに右足シュートを叩き込んで3点差とした。

 引かずに前に出てリードを広げた桐光学園に対し、今野章監督が「耐えながら1点差という中でゲームを進めていかないと。1点差であれば最後15分、20分でも返せるところがある。でも今はそれができていない。桐光さんのパワフルさ、圧力を全部受けちゃっていた。圧力を外せたときは結構チャンスになっていたと思う。そこがキーポイントだよというところで、きょうはほぼほぼやられてしまった」と分析した川崎F。止めて、蹴る技術レベルの高さも発揮していたが、勝負どころで突き放され、田中も「前半にもいいシーンというのはあったんですけど、後半の入りのところで相手が来る中で自分たちは集中できていなくてもったいなかった。はっきりできていればゲームのチャンスあったのかなと思います」と反省した。

 0-3となり全体的にテンションが落ちる中、右の藤井柾人(3年)、左の村田を起点に反撃したものの、後半12分の田中の右足シュートが195cmGK茂木秀(3年)の好守に阻まれたほか、随所で守備能力の高さを示した淡路昂宏(3年)とタビナスの両SBやカバーリング良くシュートをブロックしたMF桑原遥(3年)ら含めて堅い桐光学園のゴールを破ることができず。勝者はメンタル面に波があることが課題だった。だが、「(結果が出ず)正直、不安でした」(タビナス)という状況を乗り越え、最後まで4点目を目指してアグレッシブな攻守を見せた桐光学園が快勝を収め、6月の総体予選へ向けて弾みをつけた。

[写真]後半開始直後、桐光学園はMF西川が2点目のゴール

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
2016プリンスリーグ関東

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