復帰のウィルシャーは最終節へ意欲、「4位で終えるのはごめんだよ」

　アーセナルに所属するMFジャック・ウィルシャーが8日に行われたマンチェスター・シティ戦を振り返るとともに、最終節へ向けて意欲をみせた。クラブ公式サイトが伝えている。

　長期離脱していたウィルシャーだが、4月24日のサンダーランド戦で復帰すると5月8日のシティ戦にも途中出場。シーズン終盤で復帰したことで、EURO2016への出場に目処が立った。

　シティ戦を終えたMFは「選手として、こういう試合は出場したいものさ。試合が始まったときから思っていた。僕に必要な試合だってね。結果的にプレーできたことは幸運だと思う」と復帰2戦目を振り返る。

　シティ戦ではFWダニー・ウェルベックが前半のみで負傷交代。アーセン・ベンゲル監督は「膝の負傷だ」と明かしていたが、その容態が心配されている。

　ウィルシャーは「ファイナルサードで違いを生み出せる選手なので、彼の交代は大きなダメージだった。僕が出場の機会を得たのは素晴らしいことだけど、ダニーのような選手を失うのは、チーム全体の損失になる」とチームメイトを思いやった。

　第37節で2位のトッテナムがサウサンプトンに敗れたため、シティと引き分けた3位のアーセナルは勝ち点1を上乗せ、勝ち点2差に縮めた。とはいえ、4位のマンチェスター・シティに勝ち点3差で追われており、消化試合数が1試合少ないマンチェスター・ユナイテッドとは勝ち点5差。最終節までに、その差が勝ち点2差に縮められる可能性もある。

　15日に行われる最終節でアーセナルは最下位に沈む アストン・ビラと戦う。「今シーズン、アストン・ビラに何が起きたのかは分からない」と口を開いたウィルシャーは「だけど、僕たちは彼らに勝利するだけだ。数週間前に行ったように、4位で終えるのはごめんだよ。プレーオフは避けたい」と意気込んだ。
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