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“ホーム再開”熊本、熱唱の水前寺清子に「チータ」コール 始球式にスピワゴ小沢登場

ゲキサカ / 2016年5月22日 22時18分

 日立柏サッカー場で行われたロアッソ熊本のホーム再開初戦には、8201人の観衆が詰めかけた。試合前には熊本のオフィシャルグッズを買い求めるサポーターが長蛇の列を作る。浦和レッズやFC東京のユニフォームを着たサポーターの姿も見られるなど、サッカー界全体での支援の輪の広がりを感じさせた。

 有名人も来場し、スタジアムを盛り上げた。選手たちの練習が終わると、熊本市出身の歌手・水前寺清子がユニフォーム姿で登場。代表曲の「三百六十五歩のマーチ」を熱唱すると、サポーターも愛称の「チータ」コールで応えていた。

 始球式はスピードワゴンの小沢一敬が務めた。熊本とは2012年にテレビ番組でお世話になってからの繋がりがあるということで、くまモンや芸人仲間らとともに募金活動も精力的に行った。

 試合を終えた清川浩行監督は「関係者の方に御礼を申し上げます」と会見冒頭で感謝を語る。現役時代を柏レイソルの前身の日立製作所で過ごし、柏となってからは下部組織で長年育成に関わったクラブとあって、「監督としてこの場所で指揮を執ることは全く考えていませんでした。本当に感謝しかありません」と頭を下げた。

 勝利した水戸ホーリーホックの西ヶ谷隆之監督は「この雰囲気の中でどういう風に戦うのか感じるところがあった」と複雑な思いがあったことを素直に語る。それでも熊本がホームゲームを開催できたことの意義を感じている様子で、「サッカーファミリーとしてしっかりサポートできることを含めて今後もやっていきたい」と支援継続を誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)●[J2]第14節 スコア速報

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