[総体]ユース取材ライター陣が推薦する総体予選注目の11傑(東日本編)

MF名倉巧(國學院久我山高3年)
「高校サッカー選手権を沸かせてから半年。シャープな動きから繰り出すドリブルの切れ味は健在で、さらに3年生としての責任感がそうさせるのか、ゴール前での迫力も増してきた。とっさに飛び出すアイディアもきらめく」

MF田中雄大(桐光学園高2年)
「高度に組織化された現代サッカーにおいては、戦術的空白が生じる『攻守の切り替え』の攻防が勝敗を分ける。誰よりも素早くこの空白に反応する切り替えの申し子。足元の技術も確かだが、何より光るのはその動き出しだ」

FW稲本光輝(仙台育英高3年)
「遠く石垣島から杜の都へとやって来た弾丸アタッカー。抜きん出た天然の筋力を持っており、圧倒的な加速力と驚異的な跳躍力で脅威となる。得点力はプリンスリーグ東北でも実証済みだが、全国でも観てみたいところ」

FW狩土名禅(桐生一高3年)
「今年初頭のU-18日本代表の欧州遠征で大抜擢された超大型ストライカー。米国帰りという異色の経歴を持つが、長いストライドを生かしたランニングと圧倒的なサイズによって存在感を放つ。未完の大器のブレイクが待たれる」

FWンダウ・ターラ(札幌創成高3年)
「全国的にはまだ無名ながら、関東のJスカウト陣からも密かに注目を浴びる北の大地のモンスターストライカー。豪快かつダイナミックなプレーでゴールに迫るプレーでチームを初の全国舞台へけん引することができるか?」

※以下、全国総体の選手登録枠と同じく、11傑候補6人を加えてもらいました。
GK武者大夢(北海道大谷室蘭高3年)
MF大山武蔵(札幌大谷高3年)
MF武田侑樹(法政二高3年)
MF山口拓真(西武台高3年)
FWリャン・ヒョンジュ(東京朝鮮高3年)
FW上田綺世(鹿島学園高3年)

[写真]川端氏が推薦する市立船橋DF杉岡

執筆者紹介:川端暁彦
　サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』元編集長。2004年の『エル・ゴラッソ』創刊以前から育成年代を中心とした取材活動を行ってきた。現在はフリーランスの編集者兼ライターとして活動。『J論』( http://j-ron.jp/ )編集長を務めているほか、ライターとして各種媒体に寄稿。著書『Jの新人』(東邦出版)。▼関連リンク
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