[総体]守備面の課題露呈・・・名門・四中工は執念の同点弾も延長戦で屈す:三重
ゲキサカ / 2016年6月2日 0時37分
[5.30 総体三重県予選決勝 四日市中央工高 2-3(延長)三重高 三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿]
一度失った流れを取り戻しながらも痛恨の失点。四日市中央工高は勝たなければいけないゲーム展開で勝ち切れずに、予選敗退となった。樋口士郎監督は「カウンター即失点みたいになっている。我慢できないんです」と無念さを滲ませていた。
試合開始2分に直接FKを決められて先制点を献上。先制パンチを食らいながらも徐々に立て直し、流れのいい時間帯だった32分に相手オウンゴールで同点に追いついた。だが、後半開始直後に相手の速攻にあって勝ち越し点を奪われてしまう。その後は交代出場のFW村上涼(3年)の高さも活かして反撃。同点ゴールかと思われたシーンがオフサイドの判定で取り消されても地道に攻め続けたチームは3分間が提示されたアディショナルタイムのラストプレーに奇跡を起こす。右スローインからボールを受けたMF寺尾憲祐(3年)が中央へ運びながらスルーパス。これに反応したFW小川幹太(3年)がGKとの1対1を制して同点ゴールを流しこんだ。
劇的な一撃で蘇った四中工は延長戦で一気に勝ち越し点を目指す。だが、その前半10分、敵陣でのCKから一気にカウンターを受けると、2人でゴール前まで運ばれて失点。ここ3試合で7失点目を喫したチームは再び追いつくことができなかった。
樋口監督は特に個々の守備面について指摘。ファーストDFとセカンドDFの距離が遠く、相手に自由を与えてしまっている点を問題視した。そして「理にかなった守備ができていない。ウチは意図的な守備やフィジカル、スタミナ、攻守の切り替えと言ったところで勝負してきたチーム。そのレベルが低いです」。三重で頭一つ抜けた存在となり続けてきた四中工。今年も寺尾や小川、FW野呂彦士(3年)、MF藤井渉(3年)ら印象的な選手を擁しており、この日も決して三重に劣っていた訳ではない。だが。他チームに大きな差をつけることができていないのも確か。指揮官が「(守備含めて)県内では違いを見せるくらいに」と奮起を求めた寺尾や個々が意識を高め、課題を必ず改善し、挑戦者として臨む秋に必ず頂点に立つ。
[写真]四中工期待の寺尾は同点ゴールをアシストしたが・・・
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2016
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【JFL第20節】唯一勝利は栃木シティ、滋賀は最下位新宿に敗戦…上位陣の“J3ライセンス申請組”が今節も軒並み苦戦
超ワールドサッカー / 2024年9月16日 19時45分
-
U-17日本代表がアメリカとの乱打戦を4-3で制し、「国際ユースサッカーin新潟」2連勝!
ゲキサカ / 2024年9月15日 19時20分
-
五輪から帰還後…「仕事できていない」 パリ戦士の嘆き、崖っぷちの苦境下で「まだ足りない」
FOOTBALL ZONE / 2024年9月14日 13時30分
-
3位ロッテ 15安打9点で4位楽天に打ち勝ち連敗止めた!朗希は制球安定せず5回3失点も昨季超え8勝目
スポニチアネックス / 2024年9月8日 20時37分
-
「今日のプレーぶりなら…」 鎌田大地先発のパレスとドロー決着のチェルシー、指揮官は悔やむ 「勝つに値した」
超ワールドサッカー / 2024年9月2日 14時12分
ランキング
-
1記録ずくめの大谷翔平が「タッチの差」で唯一逃した大記録 3発、6安打、10打点で「51―51」も
スポーツ報知 / 2024年9月20日 14時49分
-
2元大関・貴景勝が現役引退を発表 年寄・湊川を襲名 大関在位30場所 首など度重なるけがに泣く…21日に会見
スポーツ報知 / 2024年9月20日 18時29分
-
3大谷翔平「50-50」でも満場一致MVPは無理? MVP有力視も「僅差」予想...韓国メディア
J-CASTニュース / 2024年9月20日 14時59分
-
4「野球史上最高の日だ!」大谷翔平が「50-50」の歴史的偉業を達成するまでの軌跡
日刊SPA! / 2024年9月20日 15時48分
-
5《破局後に即ブロック》バレー女子日本代表監督・眞鍋政義氏、不倫相手に「チームの内部情報」を漏洩か「あいつはあれと付き合ってんねん」 本人は不倫を否定
NEWSポストセブン / 2024年9月20日 16時21分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください