「自分が引っ張っていく」…“覚悟を決めた”清武が圧巻パフォーマンス
ゲキサカ / 2016年6月4日 1時48分
[6.3 キリン杯準決勝 日本7-2ブルガリア 豊田ス]
アピールする立場ではない。自分はこのチームを引っ張っていかないといけない――。日本代表MF清武弘嗣は、その覚悟を示すかのようなプレーで攻撃にリズムをもたらし続けた。
左サイドハーフとして先発出場した清武は「サイドを久々にやって運動量がすごく多かったし、すごい疲れました」と苦笑しながらも、「久々にトップ下と違う感覚も味わえたし、良い感覚でできたかなと思う」と充実感を滲ませた。それも、そのはずだろう。それだけの存在感を示したのだから。
ボールを呼び込む前に周囲を確認して的確な位置にダイレクトパスを送ると、前を向いた状態でリターンパスを受けて縦への推進力を生み出す。序盤から幾度となく左サイドを切り裂いた連係の中心には清武の姿があった。
「(香川)真司くんと(柏木)陽介くんが近くにいてくれるので、デカい相手にはああいうプレーは効果的だった」
そして、ダイレクトパスを相手に意識付けすると、今度は自らドリブル突破を試みて、前半24分と同36分にはシュートまで持ち込んでゴールを脅かした。「ダイレクトがあったから、ドリブルが効果的なシーンがあった」と判断良くプレー。同35分にはFW小林悠のパスをスルーしてMF香川真司の得点を演出したものの、自らに得点はなかったため「(出場した)70分までにゴールがほしかったくらい」と語ると、「良い感覚でできた」と満足気に振り返る。
攻撃のタクトを振るい、自らゴールを脅かす。ポジション獲得に向けてアピール成功と思われるが、清武自身は「自分は、やらなければいけない立ち位置」と視線を鋭くさせる。
現在のチームの攻撃陣はFW本田圭佑にFW岡崎慎司、香川らが長年けん引してきたが、清武は自らが先頭に立とうと覚悟している。「いつまでもアピールというより、自分が引っ張っていかないといけない立ち位置だし、年齢だと思う」と力強く語った。
(取材・文 折戸岳彦)
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