[MOM385]関西大FW竹下玲王(3年)_「自分の得点で勝つ」、エースナンバー17背負うFW
ゲキサカ / 2016年6月10日 12時5分
[6.5 関西選手権決勝 関西大3-2大阪体育大]
ドリブルでゴール前へ切り込んだMF平尾柊人(4年=福知山高)が大体大DFに倒されたプレーに、審判が下した判定はPK。蹴るのはキッカーに志願したFW竹下玲王(3年=磐田U-18)。200人を超える関西大サッカー部全員の想いを背負ったキックをゴールに叩き込むと、竹下は仲間たちが歓声をあげるスタンドへと一目散にかけていった。
「FWとして得点にこだわりがあったので、PKはどうしても蹴りたかった。自分が試合を決めようと思って、PKになった瞬間、『蹴らせてくれ』っていう気持ちで監督の方を見ました。そしたらいいよって合図が出たので、蹴りに行きました」と、竹下は笑顔で決勝点の場面を振り返る。
2月に前田雅文監督が就任。全員が一からのスタートとなった。去年までは下のカテゴリーにいた選手も、どんどんAチームに食い込んでくる。竹下もコンディションを落としてリーグ開幕戦はスタメンからも外れた。
チームは開幕3連敗と苦しいスタートとなったが、主将の石井光輝(4年=常葉学園橘高)が「今年は一人一人の自主性が出てきたことが一番の成長」と振り返るように、連敗にもチームは崩れなかった。
初めてリーグ戦に出る選手たちも、持ち味を生かし活躍をみせたことでチーム内の競争も激しさを増す。竹下は前への推進力や仕掛ける部分、五分五分のボールをマイボールに出来る運動量という強みをゲームの中で発揮し、チームの中での存在感を大きくしていった。
関大の背番号「17」は代々エースストライカーが背負ってきた番号だ。「チームのためにやりつつ、自分の得点で勝つ」と自らの言葉通りの決勝点。しかし試合中、再三の好機を作りながら、流れの中で得点を決められなかったことには悔しさをにじませる。
「流れの中での得点を増やさないと、自分もチームも苦しくなる。自分の成長がチームの成長につながるので、まだまだいろんな部分が足りない」と更なる成長を誓う。
総理大臣杯で対戦したいチームを尋ねられると、「筑波大学。ユースのときにツートップを組んでいた中野誠也(3年=磐田U-18)がいるから」と話す。「誠也は全日本にも選ばれて、今はずっと上にいる。自分には少ないワンタッチでシュートに行ける場面も多く見習うべきところはたくさんある。だけど一段ずつ上がっていって、追いつきたい」とかつてのチームメイトへのライバル意識を口にした。
「去年、関学に呉屋(大翔)くんがいたように、強いチームにはいいFWがいる。自分が関大にとってのそういう存在になれるように」という目標を達成するために、まずは総理大臣杯の舞台で自身のゴールでチームを優勝へと導く。
(取材・文 蟹江恭代)●第94回関西学生リーグ特集
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