[総体]注目のU-17代表FW安藤瑞季が全国へ!反省の長崎決勝から「全国で爆発できるように」
ゲキサカ / 2016年6月11日 9時12分
[6.10 総体長崎県予選決勝 長崎総合科学大附高 3-0 島原商高 長崎県立総合運動公園陸上競技場]
長崎総合科学大附高のU-17日本代表FW安藤瑞季(2年)が全国高校総体への出場を決めた。前半4分、相手バックラインにミスが出たところを逃さずにボールを奪い取ると右サイドを一気に前進。PAに入り切り返したところでDFに足を払われてPKを獲得した。だが、このPKを左へ外してしまった安藤はミスをやや引きずってしまう。
PK失敗直後の6分にそのパワフルな突破で左サイドを破り、周囲をよく見てから中央でフリーの左SB前野翔伍へのパスを選択。前野のゴールをアシストした。また右ロングスローで競り勝って2点目にも繋がる動きを見せたが、この日は長崎総科大附が横への展開を増やして相手を動かす中、安藤はなかなか楔でボールを受けることができず。自身のシュートシーンを増やすことができなかった。
「自分のプレーがあまりできなかった。自分がもっとやらないといけないのに周りに頼ってばかりだった」と唇を噛んだ。後半開始直後に右アーリークロスを頭でゴールへ流し込んでチーム3点目のゴールを決めた際には、体全身で喜びを表現していたが、試合後の表情は厳しめ。周囲の高い期待に「応えないといけないです」と引き締めていた。
局面で見せる当たりの強さは超高校級レベル。まともにぶつかって相手DFを弾き飛ばすと、逆にレフェリーが安藤のファウルと錯覚してしまうというほどの強さだ。またゴールへ向かってプレーし、相手の堅守を単騎でもこじ開けてしまう得点力の高さ。そして名将・小嶺忠敏監督も認める強気なメンタリティーを備える。「九州大会で調整して全国で爆発できるように」と誓うFWは“爆発“するために準備を進め、より成長して長崎総科大附入学後初となる大舞台に臨む。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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