“信じ難かった”負傷を乗り越えて…新潟FW鈴木武蔵「ここまでやってきたからには五輪に出たい」
ゲキサカ / 2016年6月19日 7時35分
[6.18 J1第1ステージ第16節 FC東京 1-1 新潟 味スタ]
間に合うか微妙だと思った――。リオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表に名を連ねるアルビレックス新潟FW鈴木武蔵は、2月28日の練習中に負傷し、左大腿四頭筋肉離れで全治約3か月と診断された。
「そこまで痛みもなかったので、(全治3か月の負傷は)結構信じ難かった。本当に志を失ったというか、目標を失ったような気がしたし、間に合うか微妙だと思った」と負傷直後はリオ五輪本大会に間に合わないかもしれないと悩んだようだ。しかし、「ケガを治せば可能性は本当に少ないかもしれないけど、ゼロではないと考えた。少しずつケガに対する恐怖心がなくなり、自信がついてきたので、最後までやり続けないといけないと思った」と日々を過ごし、ついにピッチに戻ってきた。
前節大宮戦で今季初出場を果たすと、続くFC東京戦でも出場機会が巡ってきた。守勢に回る時間が長かったこともあり、「皆が球際にすごく激しく行っていた。けど、それに負けじと自分も守備からしっかり入れた」と守備で奮闘。しかし、シュートを放つことができなかったこともあり、「もっと攻撃で貢献したかった。もっと冷静に回せた部分もあったし、自分たちが慌ててしまった」と反省を口にした。
しかし、コンディション的は「悪くない」ときっぱり。「今、出させてもらっている時間の中で結果を出していき、スタメンに定着できればもっとコンディションも上がってくると思う。やっぱり試合に出ることが選手にとって、一番のコンディション維持につながると思う」と今後はレギュラー奪取を目指す。
手倉森ジャパンには発足当初から名を連ね、前線の核として活動してきた。今年1月に行われたAFC U-23選手権(リオデジャネイロ五輪アジア最終予選)では負傷の影響もあって3試合の出場に止まったが、グループリーグ第2節タイ戦では貴重な先制点を奪い、勝てばリオ五輪出場が決まる準決勝イラク戦ではFW久保裕也の先制点をお膳立てするなど存在感を示した。
2年間以上メンバーに入り続け、リオ五輪出場に貢献し、そしてアジア王者に輝いた。だからこそ「ここまでやってきたからには五輪に出場したい思いはすごい強い」と力強く語る。五輪最終メンバーはオーバーエイジを含めて18人と狭き門となるが、「オーバーエイジがいてもいなくても、厳しい選考だと思っていた。あとはやるしかない。やるだけです」と残された時間でのアピールを続ける。
(取材・文 折戸岳彦)●[J1]第1ステージ第16節 スコア速報
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