[近畿大会]伝統の粘り強い守りを「超えていこうという気持ちでやっている」東海大仰星が4戦1失点の堅守で近畿制覇!
ゲキサカ / 2016年6月20日 21時34分
東海大仰星は総体予選で決勝リーグまで進み、初戦の大阪学院大高戦を1-0で制したものの、残り2試合で白星が奪えず、全国行きを逃した。当初は気落ちした姿も見られたが、「全国に出られなかった分、近畿大会は優勝しようと皆で声をかけていた。大会に入ると気持ちを切り替えて戦えていた」(MF大崎航詩)。特に目立ったのは大会4試合を1失点で終えた守備の奮闘。この日は準決勝で退場したDF金川楓が出場停止だったが、代役を任されたDF三角舞也が穴を感じさせないプレーを披露。相方を組むDF玄尚悟も興國のアタッカー陣に決定的な仕事をさせなかった。
大崎が「総体は試合時間が短く、1点の重みが大きい。府総体に入ってから、DFラインが『絶対にゴールを奪わせない』という気持ちが強くなったし、今はゴールを守るという意識がどのチームよりも強いと思う」とDFへの信頼を口にし、「まだまだ足りない部分はあるけど、今持っている彼らの力を出し切って対応してくれたと思う」と中務雅之監督も選手たちの頑張りを称えたように、今大会の勝因として守備陣の踏ん張りは欠かせない。
また、玄が「前がしっかり守ってくれないとDFとしてもしんどい。組織で守るのが仰星」と話すようにチーム全員で粘り強く守るスタイルは部で受け継がれてきた伝統でもある。特に今年の代は、「昨年、一昨年と先輩たちを見てきた。先輩たちと同じくらいではなく、超えていこうという気持ちでやっている」(大崎)と前からの追い込みや、中盤でのセカンドボール回収など、組織での守りを徹底的に意識してきた。そうした取り組みが今大会での栄冠に繋がったが、「近畿を獲れたのは良いことだけど、気を緩めず冬の選手権大阪と全国を獲りたい」(大崎)、「近畿大会は優勝できたけど、全国には届かなかった悔しさの方が強い。冬の選手権で優勝するために近畿大会での優勝を勘違いせずに、もっとレベルアップするために頑張りたい」(松井)と気の緩みは見られず、すでに視線は先に向いている。近畿制覇で満足するのではなく、足掛かりにして、次は最大のターゲットである選手権出場を狙う。
(取材・文 森田将義)▼関連リンク
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