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先発復帰の憲剛1G1A!!等々力最多2万6612人の前で快勝も逆転Vならず…

ゲキサカ / 2016年6月25日 23時12分

先発復帰の憲剛1G1A!!等々力最多2万6612人の前で快勝も逆転Vならず…

[6.25 J1第1ステージ第17節 川崎F2-0大宮 等々力]

 J1第1ステージは25日、最終節を迎え、2位の川崎フロンターレはホームで大宮アルディージャと対戦し、2-0で快勝した。前半22分、FW大塚翔平の移籍後リーグ戦初ゴールで先制すると、後半11分にMF中村憲剛が追加点。等々力陸上競技場の最多入場者数を更新する2万6612人の前で2試合ぶりの勝利を挙げたが、勝ち点1差で追う首位・鹿島も勝ったため、逆転優勝はならず、2位で第1ステージを終えた。

 川崎Fは腰痛のため前節・福岡戦(2-2)を欠場した中村が先発に復帰し、2列目の左サイドに入った。福岡戦で左太腿裏を肉離れしたDFエドゥアルドは欠場。代わってDF井川祐輔が今季初先発となった。
 MF横谷繁が出場停止の大宮は前節の横浜FM戦(1-1)から先発2人を変更。MF横山知伸もベンチスタートとなり、代わってMF岩上祐三が4試合ぶり、MF泉澤仁が6試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からボールポゼッションを高め、試合の主導権を握る川崎Fは前半16分、相手のパスミスをカットしたFW大久保嘉人が左足でミドルシュートを狙うが、ゴール上へ。同20分には大塚の縦パスを受けた大久保が左足を振り抜くが、DFのブロックに阻まれる。それでも同22分、中盤で相手の横パスをインターセプトした中村が絶妙なスルーパス。PA内に走り込んだ大塚がGKとの1対1から冷静に右足でゴールに流し込んだ。

 ナビスコ杯では2得点を挙げている大塚だが、リーグ戦では移籍後初ゴール。J1ではG大阪時代の11年8月24日の柏戦以来、自身2得点目が貴重な先制点となった。1点をリードした川崎Fはその後も大宮を押し込む。前半26分には大久保が豪快なオーバーヘッドキックを見せたが、枠外。同30分、中村の縦パスを受けたFW小林悠の左足シュートはGK正面を突いた。

 前節の福岡戦に引き分け、自力での第1ステージ優勝の可能性が消滅した川崎F。逆転優勝のためには、勝って鹿島が引き分け以下に終わるか、引き分けで鹿島が負けることを期待するしかない他力の状況だった。前半を1-0で折り返した川崎Fだが、同時刻キックオフの鹿島も福岡に対し、前半を終えて2-0でリードしていた。

 まずは自分たちが勝って、他会場の結果を待つしかない川崎Fは後半11分、中村が右サイドからドリブルでPA内へ切れ込み、左足を一閃。豪快に左のサイドネットに突き刺し、追加点を奪った。2点を追う展開となった大宮は後半15分、MF沼田圭悟に代えてMFマテウスを投入。川崎Fも同26分から大塚に代わってMF原川力がピッチに入り、そのままトップ下を務めた。

 大宮の反撃を冷静に跳ね返す川崎Fは後半34分、MFエドゥアルド・ネットに代えてMF中野嘉大を投入。中野は左サイドに入り、中村がトップ下、原川がボランチにそれぞれポジションを移した。同39分には最後の交代枠を使い、大久保に代えてDF武岡優斗を投入。武岡は右サイドバックに入り、DFエウシーニョが右サイドハーフ、小林がセンターフォワードに移った。

 逃げ切り体勢に入った川崎Fはそのまま無失点で試合を締め、2-0の完封勝利。2試合ぶりの白星で勝ち点3を積み上げたが、首位の鹿島も勝ったため、勝ち点1差の2位で第1ステージの全日程が終了した。1週間後にはすぐに第2ステージが開幕。7月2日、敵地での仙台戦からあらためて年間勝ち点1位を目指す戦いがリスタートする。

(取材・文 西山紘平)
●[J1]第1ステージ第17節 スコア速報

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