[アミノ]流通経済大や法政大が都リーグ勢に敗れて全国出場逃す:1回戦

アミノバイタルカップ2016
第5回関東大学トーナメント大会

　第40回総理大臣杯全日本大学トーナメント(総理大臣杯)の関東予選にあたるアミノバイタルカップ2016 第5回関東大学サッカートーナメント大会の1回戦が25日に行われた。初戦から波乱が起き、2013年、2014年には総理大臣杯連覇を果たした流通経済大が立正大(都1部)に0-1で敗れ、全国出場を逃した。また、法政大は1-1で迎えたPK戦の末にPK5-6で大東文化大(都1部)に敗れた。

　1回戦で東京都大学リーグ1部勢が奮闘をみせた。立正大は流通経済大に1-0で勝利。前半33分にFW関岡亮太(2年=矢板中央高)が決めたヘディング弾が決勝点。金星を挙げ、全国出場をかけては、国士舘大と激突する。

　痛恨の敗戦を喫した流通経済大。リーグ全試合出場のGKオビ・パウエル・オビンナ(1年=JFAアカデミー福島)がベンチ外となり、主将のMF塚川孝輝(4年=広島観音高)とDF小池裕太(2年=新潟U-18)、DF今津佑太(3年=流通経済大柏高)、FWジャーメイン良(3年=流通経済大柏高)はベンチスタート。シュート1本に終わった前半の33分に失点し、後半14分には小池とジャーメインを投入。必死に同点弾を目指したが、零封負けで全国行きを逃すことになった。

　法政大は大東文化大に1-1(PK5-6)で敗れた。前半34分の失点後、後半29分に追いつく。延長戦でも決着はつかずに迎えたPK戦。互いに5人目まで全員が決めてサドンデスに突入。先攻・法政大のDF前谷崇博(2年=G大阪ユース)が失敗し、後攻・大東文化大はFW佐藤燿(3年=大宮南高)が決める。これで決着はついた。

　関東大学リーグで首位に立つ明治大は明海大に2-0で勝利。筑波大は作新学院大に7-0の貫録勝ちを収めた。また2部リーグ同士の一戦となった青山学院大と中央大の戦いは激しい点の取り合いに。3-3で迎えた延長戦に2点を追加した青山学院大が5-3で初戦突破した。関東2部で首位に立つ中央大だが、全国行きは叶わなかった。
　
　総理大臣杯における関東の出場枠は8校。27日に行われる2回戦で勝利したチームが全国切符を勝ち取ることになる。早稲田大と慶應義塾大が激突する好カードに加え、初戦で4発快勝した東洋大(関東2部)は桐蔭横浜大に挑む。全国行き8校はどこになるか。

【1回戦】(6月25日)
[時之栖スポーツセンター裾野グラウンド]
明治大 2-0 明海大
[治]土居柊太(21分=補・丹羽詩温)、渡辺悠雅(80分=補・河面旺成)