[プレミアリーグEAST]大宮ユースが3連勝で4位浮上!課題、弱点忘れず「いまの調子を維持していきたい」
ゲキサカ / 2016年7月12日 18時11分
[7.9 高円宮杯プレミアリーグEAST第8節 清水ユース 1-2 大宮ユース 清水エスパルス三保G]
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEASTは9日と10日、第8節を行った。前節、劇的な決勝点で3勝目を挙げた清水エスパルスユース(静岡)と開幕3連敗後に4戦負けなしの6位・大宮アルディージャユース(埼玉)との一戦は大宮が2-1で逆転勝ち。大宮は4位へ浮上した。
先制したのは清水だった。前半17分、相手のパスをインターセプトしたFW平墳迅がそのまま決めて1-0。ともに185cmを越える長身を持つ監物拓歩と立田悠悟の両CBやGK水谷駿介中心に守る清水に対し、大宮はFW小柏剛がポスト直撃のドリブルシュートを放つなど反撃したが、前半は清水がリードして折り返した。
それでも大塚真司監督が「今年のチームは開幕当初と比べると、粘り強くなってきたと思います。劣勢をどうしのぐかというテーマのもと、粘り強さや献身性を身に付けつつあります」と説明する大宮は後半12分、MF長谷川元希の右FKからMF山田陸が右足ダイレクトで同点ゴール。「自分のミスから失点してしまったので、何としてでも取り返したかったです」という山田のゴールで1-1とした大宮はその後、清水の平墳にクロスバー直撃のシュートを放たれるなど危ないシーンをつくられたが、GK宮崎浩太朗を中心とした守りで勝ち越し点を許さない。そして迎えた42分、FW奥抜侃志が右足で決勝点を決めて2-1で逆転勝ちした。
大宮は開幕5試合で勝ち点4だったが、約1か月半の中断期間を経て再開した第6節以降は3連勝。小柏は「中断期間にチームの全員で自分たちを見つめ直し、僕たちが抱える課題や弱点と向き合ったことで、プレミアリーグ再開後の結果につなげることができているのだと思います。中断期間中に話し合ったことを忘れず、いまの調子を維持していきたいです」。一方、敗れた清水の平岡宏章監督は「2点目が奪えず、不要なファウルを与えてセットプレーから失点した後、選手たちは開き直り、攻撃の流動性が出てきましたが、逆転を許してしまいました。それでも、試合終盤にDFの立田が足を痛めるなど厳しい状況の中でよく戦ってくれました」。次節を終えると再び約1か月半の中断期間に突入。両チームは中断前最後の試合で勝ち点3獲得を目指す。
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