1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

夏の全国間もなく開幕!日々の練習がもたらした市立船橋の強さ

ゲキサカ / 2016年7月20日 11時1分

 チームとしての動きを細かく合わせながら、同時に個を伸ばす努力も欠かさない。杉山は「(朝岡監督が)練習中にすごくはっきりと言ってくれるところがある。受け方が悪かったりすると、『全然変わってないんだよ』とか言ってくれる。相手を仮想した練習の中でも個人としてやれることはあるので、そこで自分を伸ばしていく。あとは自主練ですね」。取材日も選手たちは全体練習後に人工芝グラウンドを活用して、各々テーマを持ってボールを蹴り続けていた。

 それぞれが日本一のトレーニングを意識して行っている。それでも高は「まだまだ」と指摘する。「(朝岡隆蔵)監督が練習中にも結構指摘するので。でも、究極を言ったら、監督が言う前に自分たちで修正していけるくらいのトレーニングレベルにすれば、また1段階2段階強くなると思っている」。わずかな部分までのこだわりが拮抗した勝負で差となることも痛感してきた。昨年度はファイナルへ進出した夏、そして冬も優勝校の東福岡高にPK戦で敗戦。市立船橋は年間を通して「強い」という評価を得たが、より全国にインパクトを残したのは2冠王者に輝いた東福岡の方だった。

 選手たちは目の前の一戦に集中することを強調するが、昨年の悔しさは決して忘れていない。原は「結果出し続けないと、勝たないと評価されないと思っている。勝って当たり前のチームって言われているんでプレッシャーはありますけれど、上に行けば行くほどそういうプレッシャーがある。そのプレッシャーを良い起爆剤にして頑張りたい」。悔しさを糧に昨年以上に意識高く過ごしてきた日常のトレーニング。PK戦含めて勝負で勝ち切ることにこだわり、この夏、真の強いチームとなる。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2016

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください