[MOM1822]近大附FW清水寛治(3年)_細かいこだわり加えたFWがゴール量産、決勝ではスーパーFK!
ゲキサカ / 2016年7月24日 7時7分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.23 ニューバランスカップ決勝 大阪桐蔭高 0-1 近大附高 J-GREEN堺S1]
鮮烈な一撃が優勝決定弾となった。前半30分、近大附高は敵陣左中間でFKのチャンスを得ると、キッカーのFW清水寛治(3年)が右足を振りぬく。勢いをつけた助走から豪快に撃ちぬいたボールは次の瞬間、ニアサイドのゴールネットへ突き刺さっていた。
会場どよめくスーパーFK。「巻くシュートよりもインステップで強いシュート。GKから逃げるボールでなおかつ強く曲げること。インターハイ前くらいからあの角度をよく練習していた。準決勝決めれていなくて(FKを)譲ってもらったので、あとは決めるだけだった」。練習通りの一撃がチームを頂点へと導いた。
今大会は5試合で計7得点。6回戦で敗れた全国高校総体予選では不甲斐ない結果に終わっていたというが、コーチングスタッフから指摘され、よりFWとしてこだわるようになってからゴールを連発できるようになったという。「細かいところで相手よりも先にボールに触るとか、当たり前のことをこだわるようになってからゴール前で自分のところに必ずボールが来るようになった」。スペースへ流れる動きからアイディアあるプレーでチャンスメーク。この日は鋭いターンから力強い突破を見せるなどゴールへの執着心を感じさせるプレーも見せ続けた。
そのFWについて山田稔監督も「ちょっとずつ良くなっている」と評価。対して清水は「今大会は岡崎慎司選手のようにがむしゃらにプレーしようと決めていて、ボクが潰れ役になって味方が点決める形だったり、守備でも効いている自信があった。選手権までによりチームに貢献できるようなプレーヤーになっていきたい」。悔しさをバネにFWとしての怖さを増している清水が今後もチームのために結果を残し続ける。
(取材・文 吉田太郎)
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