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[総体]Bブロック展望:関東一シードの山は、市立船橋、長崎総科大附など強豪ひしめく大混戦

ゲキサカ / 2016年7月24日 21時4分

[総体]Bブロック展望:関東一シードの山は、市立船橋、長崎総科大附など強豪ひしめく大混戦

平成28年度全国高校総体
「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(広島)

【Bブロック展望】
滝川二高、高知商高、長崎総合科学大附高、瀬戸内高、市立長野高、矢板中央高、近大和歌山高、福井工大福井高、鹿児島城西高、刈谷高、山形中央高、市立船橋高、秋田商高、関東一高

 平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(広島)。前年度優勝で第1シードの東福岡の入ったAブロックの勝者と準決勝で当たるのがこのBブロックの勝者だ。シードされたのは前年度の総体で初の全国4強入りを果たした関東一高(東京1)。当時の主軸メンバーからはMF冨山大輔、DF鈴木友也が新チームの攻守2枚看板として残留しており、持ち前のテクニカルなサッカーに磨きを掛けてきた。今季はあえてメンバーを固定せずに競争を促してきたことで選手層に厚みが出ており、スタッフを含めて酷暑の連戦を勝ち抜いた経験値があるのも強みとなる。

 関東一の鈴木は、市立船橋高(千葉2)に敗れた準決勝で出場停止だっただけに、今大会へ強い意気込みを持っているはずだが、早くもリベンジの機会が巡ってくる可能性がありそうだ。何しろ関東一の初戦となる2回戦の相手は、その市立船橋と秋田商高(秋田)の勝者だからだ。もちろん、32回目の出場となる伝統校の秋田商は簡単な相手ではない。攻守の柱となるMF駒野谷海人を中心に、県予選で大暴れとなったパンチ力のあるMF伊藤岳歩、多彩なスキルを持つ田近晴登らの個性を生かして前年度準優勝校に挑む。

 その市立船橋は千葉県予選決勝で流経大柏に敗れ、ノーシードで1回戦からの登場となった。とはいえ、夏の舞台を常に選手を鍛える場として位置づける朝岡隆蔵監督ならば、これをネガティブに解釈してはいないだろう。陣容の上でも、昨季のチームに遜色ないどころか上を行けるだけのベースは整った。プロ注目の鉄壁コンビ、杉岡大暉と原輝綺の二枚が最終ラインを固め、中盤には豊富な運動量と的確なポジショニングが光る高宇洋と奪えるボランチ・金子大毅が並び、攻撃陣は驚異の頑張り大男・村上弘有、技術と機転で魅せる西羽拓、走ってかき回し役となる阿久津諒、そして先発でも途中出場でも強烈な“一発”を持つ野本幸太など個性派がそろった。昨年の準優勝を知るMF太田貴也もここに来て調子を上げてきた上に、地力のある1年生も加わって層も厚みを増した。共にU-17日本代表の杉山弾斗と桧山悠也が切磋琢磨を続ける左サイドが象徴するようにチーム内競争の激しさがチームを高め、強豪ぞろいの高円宮杯プレミアリーグEASTを首位で折り返す原動力ともなった。ノーシードとはいえ、間違いなく本命校の一つだろう。

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