先輩からの“やりやすいようにやって” MF中島「すごくありがたい」
ゲキサカ / 2016年7月27日 10時20分
誰と縦関係を築こうとも、この男のやるべき仕事は変わらない。リオデジャネイロ五輪代表MF中島翔哉(FC東京)に期待されるのはゴールに絡むことだ。
昨日から本格的に始まった戦術練習。左サイドハーフでのプレーを続ける中島の後方には、オーバーエイジのDF藤春廣輝(G大阪)がポジションを取る。初めてコンビを組むことになるが、中島は「亀くん(DF亀川諒史)とやるのと変わりません」と答えた。「『やりやすいようにやっていいよ』と言ってくれるので、すごくありがたいです」。
後方に構える藤春は言う。「ここ(五輪代表)では相手のサイドバックが上がって来たときはサイドバックがしっかり見る感じで、あまりサイドハーフを下げさせたくないと言っていた」。サイドハーフの中島が決して守備をしないわけではなく、状況に応じての対応は必要になる。しかし、基本的に相手サイドバックのオーバーラップに対応して自陣深くまで戻らず、対応は後方の藤春に任せて、攻撃にパワーを注げるようにするわけだ。
以前、中島も「守備もできるところはもちろんやりますが、後ろの選手が守ってくれると思っている。だから、後ろの選手がボールを奪ったら、なるべく受けられる位置にポジションを取り、攻撃につなげていきたい」と語っていた。
全体練習後には秋葉忠宏コーチとパス交換を行うだけでなく、一人でボールタッチを確かめる。「いつもより練習時間が短いし、ボールタッチの感覚が悪いと思っているので、残ってやっているだけ」と笑顔でボールと触れ合い、ただただ自身を成長させようとしている。
「やりやすいようにやっていいよ」と先輩からの言葉もあり、ゴールへの責任感はより強まっている。「自分は攻撃の選手なので、攻撃で常に違いを出さないといけない。毎試合得点に絡み、日本の勝利に貢献したい」と力強く語った。
(取材・文 折戸岳彦)
●リオデジャネイロ五輪特集
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