「ここから1か月あるわけじゃない」 急ピッチで連係向上図るDF塩谷
ゲキサカ / 2016年7月27日 17時41分
ミーティングで手倉森ジャパンのコンセプトを、そして守備の理解を深めた。
25日午前中に行われたオーバーエイジ3選手だけのミーティング。「今までやっていたU-23日本代表の戦い方の確認」(DF塩谷司)、「ブロックを敷いたときのポジショニングだったり、クロスの対応のマークの付き方」(DF藤春廣輝)などを、手倉森誠監督がホワイトボードやマグネットを使って説明し、手倉森ジャパンのコンセプトが叩き込まれた。
その後は守備陣だけのミーティングで守備の意思統一が図られる。練習中の映像を使いながら、「ラインコントロールがメイン。あとは距離感やマークの受け渡し」(塩谷)、「ラインのコントロールだったり、SBの絞り方」(藤春)などが説明されたようだ。
2日前から始まった戦術練習では最終ラインに左から藤春、DF植田直通(鹿島)、塩谷、DF室屋成(FC東京)が並ぶ時間が長くなっている。戦術練習を開始した直後は「多少違和感がある」(塩谷)、「ガンバとは多少違う部分がある」(藤春)と所属チームとの守り方の違いに戸惑いの色もあったが、ミーティングでやるべきことがより明確になった。
また、塩谷はCBでコンビを組む植田と練習中に何度も身振り手振りを合わせてコミュニケーションを深めている。「(初戦のナイジェリア戦まで)ここから1か月あるとかではなく、本当に時間が全然ない。問題点が出たとき、気付いたときに『こうした方がいいんじゃないか』『お前はどう思う』とできるだけ喋るようにしている」。手倉森ジャパンの生命線となる堅固な守備を築くため、最終ラインの男たちは連係を高めていく。
(取材・文 折戸岳彦)
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