[クラブユース選手権(U-18)]15歳久保の直接FK弾が反撃の狼煙!FC東京U-18が5発逆転で決勝進出
ゲキサカ / 2016年8月2日 21時47分
[8.2 クラブユース選手権(U-18)準決勝 FC東京U-18 5-1川崎F U-18 味フィ西]
第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝が2日に味の素フィールド西が丘で行われた。第1試合ではFC東京U-18(関東5)が川崎フロンターレU-18(関東9)に5-1の逆転勝利。前半を0-1で折り返したものの、後半5発を奪った。準優勝した2014年大会以来となる2年ぶりの決勝切符を手に入れている。
立ち上がりは互いにカウンターの応酬が続く。前半15分過ぎからはFC東京U-18が立て続けにチャンスを演出。前半19分にはMF平川怜のシュートがクロスバーを叩く。跳ね返りにFW半谷陽介が詰めるも、枠を外れた。同22分にはMF伊藤純也の左クロスにMF生地慶充が飛び込むも合わない。この流れからのCK、こぼれを展開して生地の右クロスから内田がヘディングで狙うがGKに弾かれた。
すると押し込まれていた川崎Fがワンチャンスをものにする。前半28分、正面からドリブルで持ち込んだMF栗脇拓人が冷静に右足を振りぬき、ゴール右へシュートを決めた。川崎Fが1-0と先制に成功。前半を折り返す。
ハーフタイムにFC東京U-18は伊藤に代わり、15歳のFW久保建英を投入。この起用が流れを変えた。開始2分、右サイドから仕掛けた久保がDF新井秀明のファウルを誘い、FKを獲得。これを自ら決める。15歳の直接FKがゴール右へ突き刺さり、FC東京U-18が追いついた。
勢いづくと、後半11分には逆転に成功。ドリブルで左サイドから持ち込んだ平川が対角にシュートを突き刺し、2-1。さらに同13分には左サイドから仕掛けた生地が倒され、FKを獲得。生地の蹴り入れたボールにニアサイドの内田が頭で合わせる。一気に3-1に突き放した。
後半23分には相手GKが飛び出してきたのを見逃さず、FW半谷陽平が冷静に浮き球のシュートを流し込む。同35分、途中出場の10番FW松岡瑠夢が試合を決定付ける5点目。5-1と一気に差を広げた。そのまま試合は終了。FC東京U-18が2大会ぶりの決勝行きを果たした。
(取材・文 片岡涼)
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