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[MOM389]立命館大FW木藤舜介(2年)_東福岡時代と「今は違う」、目覚めた古都のストライカー

ゲキサカ / 2016年8月9日 21時38分

 もちろん、変わったのは小笠原だけではない。旧友とのマッチアップによって、木藤自身も成長を感じている。特に変わったのは、得点シーンのようなオフザボールの部分。高校時代は180cm、81kgというラグビー選手のような恵まれた体格を活かした強引な突破が目立ったが、大学に入ってからは特徴を発揮できる機会は少なく、得点からも見放されていた。変化が生まれたのは大学生活2年目を迎えた今年に入ってから。

 「どうしたら点が獲れるんだろうか、練習中からずっと考えながらプレーするうちにスペースで受ける重要性に気付いた。悩み込んだのが良かったと思うし、先輩たちがいっぱいアドバイスしてくれたのも大きかった。大学サッカーに入ってから、ゴリゴリした強引な突破だけでは通用しないと感じていて、相手のマークを外してからゴリゴリ突破したり、スペースで受け手からゴリゴリ突破しようと思えたのは、先輩たちの色んなアドバイスがあったから。それに先輩が、良いパスをくれるのも大きい」と口にする。

 「いい意味でワガママになってきた。今まではチームに合わせようとか遠慮があったと思うけど、彼の良さである得点力に焦点を合わせてくれはじめた。1年生から2年生になって、練習中から要求するようになってきたし、僕らも彼が欲しいボールを出せるようになった」と話すのは主将のDF大田隼輔(4年=桐光学園)。

 FWならではのエゴと欲が出てきたのは確か成長で、木藤は「高校時代は自分が“おとり”になることで、中島賢星(現・横浜FM)や増山朝陽(現・神戸)がゴールを奪って勝てればそれでよかった。でも今は違う。最近は、自分が決めて勝たないと満足できなくなっている」と口にする。

 古都から感じるのは新たな点取り屋の息吹。チームを勝利に導くため、自身が満足の行くプレーを見せるためにも、木藤は次戦も得点のみを貪欲に狙っていく。

(取材・文 森田将義)●第40回総理大臣杯特集

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