調子良過ぎで反省!? MF井手口“ガツガツ守備”で存在感
ゲキサカ / 2016年8月9日 17時3分
[8.7 リオデジャネイロ五輪 B組第2節 日本 2-2 コロンビア マナウス]
持ち味を存分に発揮した。コロンビア戦で初先発を果たしたリオデジャネイロ五輪日本代表MF井手口陽介(G大阪)は、鋭い読みを生かして相手攻撃の前に幾度となく立ちはだかり、激しい寄せでボールを強奪して危機の芽を摘み取り続けた。
30日に行われた国際親善試合ブラジル戦では、反省しきりだった。「自分の持ち味を発揮できなかった。むやみにボールを取りにいくときと、取りにいかないときの判断をしなければならないと痛感した」。
しかし、コロンビア戦では“行くとき”と“行かないとき”の絶妙の判断で中盤の広範囲をカバーし続ける。“行くとき”の相手にガツガツと寄せる守備で存在感を示すだけでなく、“行かないとき”の一つ先のプレーを読み切ったようなポジショニングからのボールカットでも相手攻撃を寸断した。
そして素早い攻守の切り替えで前線まで飛び出して、攻撃に厚みも加える。後半4分には左サイドのFW浅野拓磨(アーセナル)に展開すると、自らはゴール前に飛び込み、浅野のシュートのこぼれ球に反応。だがシュートはGKに阻まれて得点を奪うことができず、「負けられない試合で0-0だったし、自分が結果を出してチームに貢献したかった」と悔しさを滲ませた。
そして「やられている印象はなかった」と手応え得ていた守備でも悔いを残すことになった。後半14分、コロンビアが左サイドから展開したボールをFWテオフィロ・グティエレスが受けようとすると、「先読みした」井手口が猛然とボールを奪い取ろうと前に出る。しかし、入れ替わられたグティエレスにその流れからネットを揺らされて先制点を献上してしまった。
調子が良かったからこそ、「自分のところで取ったろうという気持ちが前に出過ぎたし、ボールを取れていたので取れると思ってしまった部分もあった」と反省。「ゴール前では先読みし過ぎずに、じっくりやることも必要」と新たな課題が見つかったことで、「しっかり反省して、次の試合につなげていきたい」とさらなる成長を誓った。
(取材・文 折戸岳彦)
●リオデジャネイロ五輪特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
選手同士で意見をぶつけ合って後半修正…“一枚岩”となった帝京、神戸弘陵から粘り強く勝利
ゲキサカ / 2024年7月27日 20時13分
-
なでしこジャパン、世界ランク1位スペインに逆転負け ロンドン五輪以来12年ぶり表彰台へ黒星スタート【パリ五輪】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月26日 1時57分
-
神栖ワールドユースフットボール準決勝でインハイ出場校対決。耐えた帝京が2年生FWの一発で追いつき、尚志にPK戦勝利
ゲキサカ / 2024年7月15日 22時43分
-
磐田浮上の鍵握る「5人のキーマン候補」 20歳ドリブラー覚醒の予感…膨らむ上昇への希望【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月14日 8時30分
-
大津の高速アタッカーMF舛井悠悟が序盤から持ち味発揮。ゴールに係わり、自らも2戦連発
ゲキサカ / 2024年7月2日 11時32分
ランキング
-
1東京五輪での不正を否定「ドローン映像は見ていない」 スパイ行為で揺れるカナダ元GK「勘違いしないで」
THE ANSWER / 2024年7月26日 22時35分
-
2柔道・永山竜樹が敗戦判定に憮然 握手拒否で畳を降りず、3分後に礼「『待て』って聞こえた」 ブーイングで会場騒然
THE ANSWER / 2024年7月27日 19時51分
-
3バレー日本戦で珍事 コート上の五輪マークが次々剥がれ…五輪→四輪→2.5輪「面白すぎる」ネット騒然
THE ANSWER / 2024年7月27日 18時8分
-
4男子バレー日本は黒星発進 フルセット激闘で格下ドイツに苦杯、52年ぶりメダルへ厳しい船出
THE ANSWER / 2024年7月27日 18時23分
-
5パリ五輪金メダル第1号は中国ペア 射撃混合エアライフル
スポニチアネックス / 2024年7月27日 18時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください