“三度目の正直”明治大が順大に完封勝利で初優勝!!甲府内定MF道渕が決勝点
ゲキサカ / 2016年8月15日 3時45分
[8.14 総理大臣杯決勝 明治大1-0順天堂大 ヤンマースタジアム]
第40回総理大臣杯全日本大学トーナメントの決勝が14日にヤンマースタジアム長居で行われた。雨降る中で行われた夏の大学日本一決定戦。明治大(関東3)が順天堂大(関東8)に1-0で勝利し、初優勝を果たした。過去には2013年、2015年と準優勝で涙を呑んだが、まさに“三度目の正直”での戴冠。前半16分、来季甲府加入内定MF道渕諒平(4年=仙台ユース)が決めたゴールが決勝点となった。順天堂大の20年ぶりVは叶わなかった。
明治大は準決勝・桐蔭横浜大戦(2-1)から先発2人を変更。左SHではMF富田光(2年=中京大中京高)、MF小野雅史(2年=大宮ユース)はダブルボランチの一角を担った。
対する順天堂大は準決勝・日本体育大戦(2-0)の先発から変更はなし。4戦連発中のFW旗手怜央(1年=静岡学園高)とFW浮田健誠(1年=柏U-18)の1年生2トップが決勝のピッチへ立った。
立ち上がりから果敢に仕掛けたのは順天堂大。前半3分にはDF坂圭祐(3年=四日市中央工高)のサイドチェンジから右CKを獲得する。しかしDFに阻まれる。攻め上がったDF原田鉄平(3年=静岡学園高)が果敢にミドルシュートを狙うもGK服部一輝(4年=札幌大谷高)の正面だった。
一方、なかなかシュートを打てない明治大だったが、ファーストチャンスをものにする。前半15分、敵陣内で一度は奪われたが、DF河面旺成(4年=作陽高)がカット。再び攻撃へ転じると前へ枚数かけて、押し込む。
道渕が外へはたき、受けた富田がマイナスに返す。PA内での細やかなつなぎから、最後はゴール前に残っていた道渕が冷静に決めた。明治大が1-0と先制に成功した。1回戦から準決勝まで無失点で勝ち進んできた順天堂大にとっては、今大会初失点となった。
その後は互いにアクシデント。前半24分、センターライン付近で木戸と接触した原田が負傷。担架で運ばれる。代わって主将のDF矢部純也(4年=本庄一高)が入り、CBを務めた。CBで先発していた村松航太(1年=清水ユース)が原田のいた右SBへポジションを移した。
その後、原田と接触した明治大の10番・木戸はプレーを続けていたが、前半30分に交代。FW岩田拓也(4年=FC東京U-18)が入った。木戸は昨年の総理大臣杯2回戦で右ひざ前十字靭帯損傷の大怪我を負い、今年5月にようやく復帰したところだったが、今回は左膝を痛めた様子。互いに主軸を欠くことになった。
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