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開幕戦屈指の好カードも対照的なチーム状況…リバプールがアーセナルとの乱打戦制す

ゲキサカ / 2016年8月15日 2時4分

開幕戦屈指の好カードも対照的なチーム状況…リバプールがアーセナルとの乱打戦制す

[8.14 プレミアリーグ第1節 アーセナル3-4リバプール]

 プレミアリーグは14日、第1節2日目を行った。エミレーツ・スタジアムではアーセン・ベンゲル監督が率いるアーセナルと、ユルゲン・クロップ監督が率いるリバプールの好カードが開幕戦から実現。激しい打ち合いとなった試合は4-3でリバプールが制した。

 いきなりのビッグゲームとなったが、チーム状況は対照的だ。MFサディオ・マネやMFジョルジニオ・ワイナルドゥムらを獲得し、1か月で9試合のプレシーズンマッチをこなし、完成度を高めてきたリバプールに対し、アーセナルは、EURO組が合流したばかりで、センターバックのDFペア・メルテザッカーとDFガブリエル・パウリスタが負傷。補強もなかなか進まず手負いのシーズンインとなった。

 立ち上がりは開幕戦らしく慎重な入りとなった。前半20分あたりから攻守の切り替わりが早くなり始めると、同29分にFWセオ・ウォルコットがDFアルベルト・モレノにPA内で倒され、アーセナルが先制のチャンスを得る。PKのキッカーはウォルコット。助走から思い切りよく右足を振り抜くとゴール左に飛んだが、GKシモン・ミニョレに読まれ、痛恨のPK失敗に終わった。

 だが、試合を動かしたのはアーセナルだった。前半31分、MFフランシス・コクランが敵陣でボールを奪うと、FWアレックス・イウォビがPA内で絶妙なラストパスを送る。これを受けたウォルコットが右足でゴール左隅に流し込み、アーセナルが先制。ウォルコットはPK失敗から約1分後に汚名返上の先制点を決めた。

 手負いのアーセナルに先制点を許してしまったリバプールは前半40分、カウンターからPA左でパスを受けたMFコウチーニョがマイナスに折り返したボールをワイナルドゥムが右足で狙うもGKペトル・チェフのセーブに遭う。それでも同アディショナルタイム1分にゴールから約30メートルの位置でFKを獲得すると、キッカーのコウチーニョが右足で直接狙う。GKから逃げるようにカーブしたシュートがゴール左上に突き刺さり、1-1で前半を折り返した。

 同点に追いつかれたアーセナルは、心配されたDFロブ・ホールディング(20)とDFカルム・チャンバース(21)の若手センターバックを中心とした守備が後半に崩れてしまう。リバプールは後半4分、コウチーニョのダイレクトパスでPA左に抜け出したワイナルドゥムが中央に上げたボールをMFアダム・ララナが胸トラップから右足で決め、2-1。リバプールが後半開始早々に逆転に成功した。

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