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[UAチャレンジカップ]「1点の重み」にこだわる聖光学院が明秀日立を5発完封

ゲキサカ / 2016年8月17日 21時49分

[UAチャレンジカップ]「1点の重み」にこだわる聖光学院が明秀日立を5発完封

[8.17 アンダーアーマーチャレンジカップ 聖光学院5-0明秀日立 いわきグリーンフィールド]

「アンダーアーマーチャレンジカップ2016 SUMMER」が17日、開幕し、グループAの第1試合では聖光学院高(福島)が明秀日立高(茨城)と対戦し、5-0で快勝した。

 立ち上がりからチャンスをつくったのは聖光学院だった。前半5分、MF山口輝久(2年)のスルーパスにFW青木汰百(3年)が反応。50m6秒3の俊足を飛ばしてDFを振り切り、右足でシュートを打ったが、惜しくもGK後藤拓巳(2年)にキャッチされた。

 明秀日立は前線に入ったFW高橋樹矢(2年)をターゲットにロングボールから好機をうかがうが、なかなかいい形をつくれない。前半9分にはMF宗像隆人(2年)がロングシュートを狙ったが、クロスバーを越えた。

 左サイドバックのDF阿部凌雅(3年)が積極的なオーバーラップを見せる聖光学院は左サイドハーフのMF柴田直樹(3年)、トップ下の山口を絡めたコンビネーションで左サイドから崩し、流れを引き寄せていく。

 すると給水タイム明け直後の前半18分、中央の山口が右サイドに展開したボールをMF大隅圭悟(3年)が右足ダイレクトでシュート。「今までああいうシーンは(トラップで)止めてしまって、シュートを打てずに終わることが多かったので、ダイレクトで打った」という豪快なひと振りがゴールネットに突き刺さり、値千金の先制点を奪った。

 2分後の前半20分には右CKのキッカーを務めた山口がグラウンダーのクロスを入れ、ニアで味方選手がスルーした背後からDF吉川樹(3年)がシュート。「練習どおり」(吉川)というサインプレーで2-0と突き放すと、前半33分には青木が追加点を決め、前半を3点リードで折り返した。

 後半にも途中出場のMF赤井瑠偉(2年)、青木が自身2点目を決め、5-0と大量リードを奪った聖光学院。「選手権をイメージした中で戦いたい」という思惑を持ってアンダーアーマーチャレンジカップに臨む山田喜行監督は「単純に失点しないこと。選手権では1点の重みがすごくある」と、選手たちにまず守備を意識づけてきた。

 総体福島県予選はベスト8。吉川は「これまでは無駄な失点が多かった。チームとして“最後はだれかが守ってくれるから大丈夫だろう”という軽い気持ちがあった」と振り返る。もともとボランチだったという背番号10の吉川だが、この日はDF勝又将宏(3年)とセンターバックを組み、明秀日立の反撃を見事に完封。それでも「安易なミスをなくそうとやってきたけど、今日もまだまだ軽い部分があった。相手のレベルが上がったときに守れるかどうか」と、大勝にも気を緩めなかった。

(取材・文 西山紘平)
●アンダーアーマーチャレンジカップ2016 SUMMER

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