[MOM1849]綾羽MF藤田昂陽(2年)_潜在能力十分の2年生が決勝で2G1A!特長を全国上位、プロで戦うための武器に
ゲキサカ / 2016年8月18日 3時44分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.17 ADIDAS CUP 2016 in OSAKA 綾羽高 3-0 帝京大可児高 J-GREEN堺]
「ADIDAS CUP 2016 in OSAKA」優勝を懸けたファイナルで綾羽高の2年生アタッカー、MF藤田昂陽が大暴れした。前半26分、MF小西謙太朗の右クロスのこぼれ球を右足で押し込むと、30分にはスピードに乗った縦突破からのクロスでFW菅河玄我のゴールをアシスト。さらに後半6分にはFW西尾和真のスルーパスを絶妙なファーストタッチでコントロールして抜け出すと、1対1となったGKの逆を突く形で左足シュートをゴール左隅へ流し込んだ。
本人は中盤での崩しに関わることができなかったことを反省する。また前半は武器であるスピード、ドリブルで抜け出すシーンもわずかだった。だが、岸本幸二監督から「前向いた時の強みがあるから行けと言われた」後半は爆発的な突破から鋭いシュートを連発。ハットトリックは逃したものの、インパクト十分のファイナルとなった。これまでは欠くこともあったハードワークも最後まで徹底。準決勝で足を負傷してコンディションは万全ではなかったが、「ちょっとでも足をかばったりしたら落としてくれとキャプテンと話していた」というMFは自分のパフォーマンスを落とさないために意識して走り回り、守備面でも優勝に大きく貢献した。
今回のADIDAS CUP 2016 in OSAKAは2日目からトップチームに合流。初日は「セカンドの練習に行っていました」というMFは「ボクが入って変わるところをチームに伝えたかった。2日目の試合は絶対に勝とうと思っていました」。2日目はコンビネーションから相手の背後へ飛び出してゴールに絡む動きを見せてチームの連勝に貢献し、最終日もその実力の高さを示して準決勝、決勝の快勝をもたらした。岸本監督はその2年生MFについて「もっと謙虚に、貪欲に上目指すために努力してくれたらもっと良くなる。1対1止めれない選手になるかな。今は普通にやって普通に抜けて満足している」と指摘。そのレベルに合わせたプレーで満足するのではなく、強豪相手でも常に同じようなプレーができるように意識を高めることを求めた。
本人もそれについては承知。高校から即プロへ進んでもおかしくないポテンシャルを秘める藤田は、目標のステージに立つために日々高い意識をもって取り組んでいく。選手権では2年生でも重要な試合を決める選手に。「全国大会で星稜とやって星稜の10番(窪田)がここぞというところで決めたんですけど、そういう選手になりたいです。そいつに任さえたら最後やってくれるという存在になりたいです」。自分の力を引き出すためにより謙虚に、より貪欲に日々を過ごして「止められない」「最後やってくれる」選手になる。
[写真]後半6分、綾羽・藤田が左足でゴールを決める
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】ADIDAS CUP 2016 in OSAKA
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