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いわきFCはJ3福島に延長の末、惜敗…天皇杯出場ならずも「遠い存在じゃない」

ゲキサカ / 2016年8月22日 7時30分

 もう一度、高野を前線に上げるパワープレーを仕掛けるいわきFC。延長後半に入り、福島の選手が次々と足をつり始める中、決して走り負けることはなかったが、最後のところで決め切れない。延長後半アディショナルタイム、左CKの場面でGK大野もゴール前に上がったが、ゴールは生まれず、タイムアップのホイッスルが鳴った。

 試合終了の瞬間、高野、菊池はピッチの上に大の字に倒れ込み、試合後の整列では涙する選手の姿もあった。シュート数は17本対11本、CKの数も16本対6本と、数字上は上回っていた。しかし、結果は1-2の惜敗。Jクラブに地力の差を見せつけられ、今季公式戦22試合目にして初黒星を喫した。

「選手は最後まであきらめず、ファイトした。彼らのハードワークはうれしい」。ピーター・ハウストラ監督はそう選手をねぎらうと、公式戦初黒星にも「90分を終えた時点では1-1。負けていないからオーケーだよ」とジョークを飛ばし、「負けから学ぶこともある。こういう種類の試合から学ばないといけない」と指摘した。Jクラブ相手の公式戦が貴重な経験となったのは間違いなく、「今日の試合は自信になったはず。(Jリーグは)近いレベルにある」と手応えもあった。

 今後は県2部リーグが再開し、9月に全国クラブ選手権東北大会、10月には全国地域チャンピオンズリーグ出場権を懸けた全国社会人選手権も開催される。天皇杯への出場は逃したが、今後も大事な大会が続いていく。

「Jリーグのチームと公式戦で対戦するのは初めてだったけど、練習試合では何度もやっていた。今日も全然やれていたと思うし、そんなに遠い存在じゃない」。そう力説した高野は「一番目指しているのは(全国地域チャンピオンズリーグを勝ち上がっての)JFL昇格。そこを目指して、目の前のすべての試合に勝っていきたい」と前を向いた。

(取材・文 西山紘平)
●第96回天皇杯特設ページ

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